○○茶の日記帳~わがまま 気のまま 茶のジョーク~

アイドルとロックバンドのライブをこよなく愛する茶のブログです。ライブやイベントのレポートが主体なのでリアルタイム更新は殆どありませんが、緩くお付き合いいただけると幸いです。

青春18きっぷだけで移動する静岡~博多1000km以上の鈍行旅

この日はたまたまお休みでした。翌日に控えた九州女子翼の大事な定期公演に向けて、とんでもない壮大な「旅」を繰り広げたので、その時のお話です。
アラフォーおっさんが一回り以上若い学生でもやらない様なアホな旅。疲れたけどよく頑張りました♪
今回の日記はそんな茶さんの珍道中の物語となります。

貧乏人の茶さんが考えた壮大でおバカ「旅」とは・・・青春18きっぷ使って九州まで移動する」と言う無謀な計画でした。
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この旅を計画した前段として自分の勤務スケジュールのお話をしておきますと、この日28日がたまたまお休み。30日はひなフェス参加組と飲む計画で有給休暇を取得していました。
29日が仕事だったし、翌日の事を考えると九州まで遠征は無理だな…と思い、当初は福岡での定期公演に行く予定はありませんでした。
発表されたのが3月2日でしたし、その段階で飛行機を探してもLCCでもかなり高くて手が出なかったのです(~_~;)
2月から3月にかけて福岡に行ったばかりだし、今回は見送ろうと考えていたのですが、当日が近づくにつれてメンバー全員のツイート等から「どうしても会場に足を運び、私達からのお知らせを直接聞いてほしい」と言う雰囲気が伝わって来まして(;・∀・)
勤務スケジュールと睨めっこしてみたところ、うちの職場だいぶ人員に余裕が出て来てその日の仕事を後輩と交代してもらえそうな状況だったため「行けるなら行かないと後悔する」と思う様になり、後輩に相談して休みを取り、思い切って福岡まで行ってみる決断を下したのでした!

その決断自体は定期公演の2週間ほど前だったのですが、春休みに入っているので遠征のハードルが高い(^▽^;)
LCCで飛行機を予約しようとしても1万円近く。以前乗ったはかた号も最繁忙期の価格とかなり険しい。
様々な移動手段を検討した結果「前日に移動時間が取れるのならば思い切って青春18きっぷだ!」と思い付いたわけです(゚Д゚)ノ

ココでこの切符をご存じでない方にご説明しますと、青春18きっぷとは、春・夏・冬休みの期間に発売されるJRグループの企画乗車券です。
詳細はこんな感じ。(JRのサイトから必要な部分を引用)

 日本全国のJR線の普通・快速列車の普通車自由席及びBRT(バス高速輸送システム)、ならびにJR西日本宮島フェリーに自由に乗り降りできるきっぷです。
 「青春18きっぷ」は、年齢にかかわらず、どなたでもご利用いただけます。お一人での5日間の旅行や5人グループでの日帰り旅行などの「鉄道ぶらり旅」に、ぜひご利用ください。

 【発売期間・利用期間】
  (春季用)発売期間:2019年2月20日(水)~2019年3月31日(日)
       利用期間:2019年3月1日(金)~2019年4月10日(水)
  (夏季用)発売期間:2019年7月1日(月)~2019年8月31日(土)
       利用期間:2019年7月20日(土)~2019年9月10日(火)
  (冬季用)発売期間:2019年12月1日(日)~2019年12月31日(火)
       利用期間:2019年12月10日(火)~2020年1月10日(金)

 【おねだん】
   11,850円(おとな・こども同額)

 【利用条件】
   ●1枚のきっぷを1人で5回までご利用いただけるほか、5人で1回などのグループでのご利用も可能です。
   ●1人1回あたりの有効期間は乗車日当日限りです。

1枚の切符の値段を単純に5で割ると1回(1人)分が2,380円。これで日本全国のJR全線が一日乗り放題になると言う、かなりお得な切符でして、
自分の様な遠征ヲタクの間ではシーズン期間中の移動の常套手段として多くの旅人が利用しています。

この切符を知らない方は「JR全線が一日乗り放題」になるからどこまでも行ける、と考えそうですが、利用には条件がありまして。
それは普通列車・快速列車の普通車自由席のみ有効」という点。乗車券のほかに料金券が必要な特急列車や新幹線は利用できないのです。
なので、移動にはそれなりの時間がかかり、長距離移動になればなるほど過酷な旅が待っている、と言う、一筋縄ではいかない切符なのです。
加えて「どこからどこまで」と旅行契約を結ぶ普通乗車券と違って、道中で何かあっても新幹線ワープ等の救済手段は基本的にはありません。
ですから、青春18きっぷの旅は基本「自己責任」が伴う、厳しい条件下での移動が前提となるのです。

とは言え「(1日)2,380円でどこまでも行けるならばやってやろう!」とこんなおバカな「旅」を考えるのが茶さんw
時刻表とにらめっこして調べた結果、前日のうちに静岡まで移動しておけば普通列車だけを乗り継いでも当日中に博多まで辿り着けることが分かりましたw
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九州女子翼の定期公演は29日。前日はたまたま休みだったので丸一日移動日として青春18きっぷで行く東京(品川)→博多普通列車だけの旅」を計画したのでした(・∀・)


ここで普通列車だけの旅」のスタート地点を「東京(品川)」とするため、前日の夜のお話を挟みます。
27日は下北沢で行われていた「下北ハイスクール音楽祭2019」に参加して、普通列車での移動を開始しました。
山手線で品川に出て、この後延々と続く東海道線の旅がスタート。
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直通の熱海行きに乗りたかったのですが間に合わなかったので湘南ライナーで追いかけます。

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湘南ライナーは小田原行きですが、平塚で乗りたかった普通列車熱海行きを追い越すのでここで熱海行きに乗り換えます。
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熱海からは沼津行きに乗り換え、
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三島にて三島始発の最終静岡行きに乗り換えます。
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普通列車で移動できるのは静岡まで。27日は静岡駅前のネットカフェで夜を明かします。
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そして迎えた28日、青春18きっぷの旅」のスタートとなった静岡駅から5:01発の始発列車浜松行きに乗り込みます。

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ネットカフェで寝たのは2時間半。流石に眠い(+_+) 旅の前半戦はいかに睡眠時間を確保できるかの戦いになりそうです。

静岡からの浜松行きで終点まで行ってもいいのですが、浜松から先の列車は途中の掛川始発なので掛川にて始発を待ちます。

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掛川5:57発の列車はまだまだ早朝時間帯と言う事もあって空いてましたね。列車に揺られる事約1時間。定刻の6:55に終点の豊橋に到着。
ここで4分の乗り継ぎで新快速大垣行きに乗り換えます。
この時間はさすがに通勤ラッシュが始まるので混んでます。写真撮ってる暇が無かった(;^ω^)

愛知県内の通勤ラッシュ帯を痛感しつつも、クロスシートなので中の方に入ってしまえば立ち客に圧縮される事は無いのでまだ平和なもの。
名古屋を過ぎればかなり空いて来ます。岐阜で再び乗ってくる人がいたものの、名古屋までのラッシュに比べれば空いてます。列車が定刻通りに終点の大垣に到着。
ここで6分乗り換えで米原行きに乗り継ぎます。
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18きっぷの時期は大垣ダッシュと揶揄される程に酷くなる大垣乗り換え。今日もダッシュしてるのがいたなー|д゚)
時間的に混むのかもしれないけど、編成長くなる上りの新快速への乗り換えなら座れない事は無いだろうにね(-。-)y-゜゜゜
こちらは逆に編成が短くなる米原行き。ゆとってたらかなりの行列になってたので大垣駅で写真を撮る余裕は無かった(;^ω^)

俗に関ケ原越え」と言われる大垣~米原間の東海道線18きっぷシーズンは特に混んでる印象なのでここは座れないと諦めてたけど、実際乗ったらそうでも無くて無事に座れた\(^o^)/
道中、今年の夏も来ることになるであろう関ケ原に思いをはせながら列車に揺られる事40分で米原に到着。
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ココからは長い長いJR西日本区間になります。西日本のアーバンなら新快速一択なのですが、この時間は米原からの新快速がしばらくない模様。
時刻表で調べると普通電車に乗って草津まで行くと新快速に接続するみたいなので、米原9:23発の普通加古川行きに乗り込みます。
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西日本エリアに入れば編成が長いので後ろの方に乗ったらガラガラでした♪この時間は草津野洲始発で先に出た新快速が待ってるダイヤらしい。
新快速が普通電車を抜かしていくのが基本なので、逆パターンがあることに驚き。何かの都合なんでしょうけど珍しい事もあるもんだ(=゚ω゚)ノ
草津からの新快速も後ろの方ならガラガラなので余裕で座れました(^O^) 滋賀県内を走行していくとさすがに混んできましたが、
ピーク時間帯は過ぎているからか思った程じゃなかったかな。居眠りしながらも気づいたら京都
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大阪駅は写真撮るのミスったw 次に気づいたら三ノ宮
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そして神戸
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神戸まで来たら長かった東海道本線はおしまい。ココからは山陽本線へと線路名が変わります。
東海道本線・東京~神戸間は589.5km。品川からだと587.2km。今日のスタート地点の静岡からだと409.3km6時間半で来たのなら早い方かw
ゴールの博多までまだ600km以上ありますけどね(;^ω^)

そう言えば、この日の朝、JR京都線の山崎~島本間で踏切の遮断棒が折れていたため徐行運転を行ったとの事。

滋賀県内を走る間はこちらは遅れが無かったものの対向の上り列車が20分以上遅れの表示が出ていたので戦々恐々としていましたが、その影響が今頃に出て来まして。
大阪駅辺りから5分遅れになってました。大した遅れではないけど、この先姫路での乗り換え時間が3分相生駅での乗り換えは2分と短いため影響が出ないか心配になりました(^_^;)
列車の遅れはさほど戻らないまま西明石を出発。
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この先で飛ばすかな?と思ったけど、先行の普通電車が遅れていた様で加古川駅の手前で再び減速(^_^;) 結局6分遅れで終点の姫路に到着。
姫路からの播州赤穂行きは待っててくれたけどすぐの出発なので写真を撮る余裕なんかなし(;・∀・)
元々無理ではあったけど、姫路駅のまねきの駅そばに思いを馳せながら引き続き旅を続けます。
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12両編成の新快速から4両編成への乗り換え。そもそも自分の乗ってた新快速からの乗り換え待ちの前から混んでたであろう播州赤穂行きはかなりの混雑で姫路駅を出発。
途中で降りる人も多かったけどまぁ座れるわけも無く。ココの区間が混んでるのはいつもの事だし想定内。相生までしばしのガマン。
相生で乗り換えの普通列車も混むわけですがここでのワンチャンに期待して耐える事20分で終点の相生へ。
ココからの岡山行きも混んでるかな?と思いきや何とか座れてひと安心(^◇^) 思ったより混んでなかったのが助かった。
播州赤穂行きが5分遅れで到着したので即発車になったためここでも写真を撮る余裕は無し。岡山行きは3分遅れで相生を出発。
しばし走ると赤穂線と別れ、山陽本線は山間部へと突入していきます。沿線人口が少ないからか、この区間の運行本数は極端に少なく、上郡から先は基本的に1時間に1本です。
途中の乗降が少ないとは言え、相生~岡山間の前後の都市間移動の需要は多く、ココを越えて利用する人はかなり多いのでいつも混んでる印象。
もう少し本数を増やしてほしい所ですが、なかなか難しいのでしょうねぇ。

相生の時点で3分遅れだった列車もいつの間にか遅れを回復し、終点の岡山には定刻通りの到着。
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ここまでの掛川豊橋・大垣・米原草津・姫路・相生の7か所の乗り換えが最初の掛川の12分を除き後は待ち時間7分以内と非常にタイトに乗り継いだため、岡山での13分待ちが「長く」感じました(・∀・)
朝食と昼食は静岡駅で買ったパンやおにぎりを食べていたけど、少しゆとって岡山駅でうどんを食べるw

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でも冷静に考えたら13分しか無かったんですよね(^▽^;) うどんが出て来た時点で発車時間の9分前(゚Д゚;)
ゆっくり味わって食べる時間は無かったけど、おいしくいただき、急ぎ次の列車に乗り込みます。

岡山駅からは13:50発の三原行きへ。

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ギリギリに乗り込んだのでさすがに座れなかった(;´Д`) まぁでもそれは自業自得なのでやむなし。
都市部は短距離利用が多いのでそのうちどこか空くだろうと思ってたら次の北長瀬でサラリーマンが降りたので無事に座れた(・´з`・)

昼下がりの山陽本線18きっぷシーズンとは言えそんなに混まないだろう。倉敷市内を抜けたら空くだろうと思ってたけど、むしろ倉敷から乗る人が多くて驚いた(゜o゜)
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観光需要が高まる倉敷。外国人旅行客も多いみたいで、想像を超える混雑に驚きました。
倉敷から乗る人が多くてむしろ岡山を出た時よりも混雑してた気がする(^▽^;) こちらは座れてるからいいけど、平日の昼間とは思えない混雑でした。
その先の新倉敷駅は新幹線との乗換駅なのでそれなりの乗降があったけど、あとの駅は乗降の増減は大きくなく、混雑は変わらないまま列車は進行。
気づいたら岡山県が終わって広島県に入ってたw 福山を出て、東尾道駅に看板で「撮影スポット」と紹介されていた尾道大橋が気になったので写真を撮ってみました。
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そっか、これがしまなみ海道ってやつか。行った事無いのでいつの日かここを走ってみたいものです(*^_^*)
列車は程なくして尾道駅に到着。
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ここで多くの人が降りて行き、車内の混雑はだいぶ緩和されました。尾道、観光地としてだいぶ発展したんだなぁ。
山陽本線尾道辺りからまた海沿いを走ります。海辺育ちなので海が見えると元気になります(・∀・)
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そして列車は糸崎に到着。

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岡山からの列車は三原行きですが、三原から先の列車は糸崎が始発なので、三原以遠に乗り継ぐ人はここで乗り継ぎ待ち。
ボクはここでトイレタイム♪

さて、糸崎まで来たら広島地区に導入された新型車両・227系の姿が見えました!
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広島地区の山陽本線と言えば115系に代表される国鉄時代の車両天国で「國鐵廣島と揶揄される程古い車両を使っていたのですが、この227系はJR発足以来広島地区に初めて投入された新型車両との事。
確かに広島県山口県山陽本線と言えば「黄色い電車」のイメージしかなかったので「Red Wing」の愛称が付けられた新型車両には逆に違和感があったけど、
それも時代の流れなのでしょうね。折角だから227系に乗ってみたいと思ってたら、糸崎発岩国行きの列車で227系がキタ――(゚∀゚)――!!

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しかもこれってファーストナンバーってやつ?( ゚Д゚)
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ボクは鉄ヲタだけど車両に関しては詳しくないので良く分からんけど、なんか嬉しかったw
横サボには「がんばろう!広島」の文字が力強く表示されていました。
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そっか。この先の区間は昨年7月の西日本豪雨でボロボロにされたんだもんなぁ。沢山の人の尽力で完全復旧となり、ココを無事に通過できる事に感謝しつつ、岩国に向けて出発!
糸崎の段階では空いてたけど、次の三原から多くの人が乗ってきて車内が混雑。
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このままいくと広島辺りはカオスになるだろうなぁと思ってたけど、やはりそうでした。
道中で降りる人よりも乗る人の方が多い感じで、一向に減らない。これも18きっぷシーズンだからかなぁ。
通称「瀬野八越え」と呼ばれる急勾配がある八本松~瀬野間も力強く超えて、広島市内に入ると混雑はさらにひどくなります。
まだ17時前。帰宅ラッシュには早いけど春休みで遊びに出かけている学生が乗り込んで来て通勤ラッシュ並みの混雑に。
車窓にはマツダスタジアムが見えて来て、列車は無事に広島に到着。
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広島でだいぶ降りたけど乗る人も多く、広島を越えて乗り通す人もかなり多かったので車内の混雑はあまり変わらなかったなぁ。
宮島口を出るとだいぶ空いたけど、三原で相席になったおじさんが降りないから微妙なストレス(-_-メ)
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どこまで行くのかと思いきや岩国までず~っと一緒だった(^_^;)
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おじさんはともかく、席に座ってた人の半分以上は三原から入れ替わらなかった気がするなぁ。居眠りしてたからわからんけど。
ココの区間の2時間以上を乗り通す人がこんなにいるとは思わなかった。18きっぷの時期とは言えねぇ。

17:52に岩国に到着して、次の電車は18:18。ここでの26分はこの旅最長の乗り継ぎ時間。たった26分だけどこれだけの旅を続ける自分にとっては「長い休憩」タイムw
お昼を食べてからそんなに時間は経ってないのですが、この後の行程を考えると夕飯を食べる時間が無いので、この旅で初めて改札口を出て駅の外へ。
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駅の中にはコンビニくらいしか無いので駅前に何かないかなぁ?と思って探したら以前行った事のあったラーメン屋さんを思い出して行く事に。
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岩国駅前の寿栄広食堂。地元の人が通いそうな古い雰囲気の中華そば屋さんです。ここで中華そばを大盛りで注文。
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昔ながらの中華そばの優しい雰囲気が落ち着きます。おいしくいただきました♪

お腹も満たされたところで旅もラストスパート。岩国から徳山方面へ抜けるには山陽本線をひた走るのがセオリーですが、同じタイミングで出発する岩徳線も気になります。
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18:18発の山陽本線にするか?18:19発の岩徳線にするか?徳山でその山陽本線が待っててくれるみたいなのですが、万が一を考え安全策を取って山陽本線ルートへ。

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岩徳線は昔乗ったことがあったしね。それに山口県の端から端まで乗り換えなしで一気に走破出来る下関行きは魅力的なのです(*´з`)
と言う訳で山陽本線で岩国を出発。山口県の端・下関まで3時間の旅が始まります。
列車は順調に走行していき、大畠駅へ。ここから周防大島行きのフェリーが出てるのね(*^_^*)
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どこから乗ったのか知らないけど、糸崎の段階で自分と同じ行程で岩国乗り換えの旅をしていた若いお兄さん二人組はここで降りて行きました。
18きっぷのシーズンとは言え、結構な長旅。乗り換え1回とは言え、よく鈍行で頑張るよね(゚Д゚)ノ

列車は順調に走行していき、柳井駅へ。

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ここで中線に入ったかと思いきや貨物列車の通過待ち。これだけのロングラン鈍行だと何かに抜かれるものだけど、貨物列車とはw
そう言えば、ここまで非常に長い鈍行旅をして来ましたが、道中で「特急列車に抜かれる」と言うシチュエーションが無いのが寂しいなぁと思ったり。
東海道山陽本線の速達列車は新幹線に移り変わったとは言え、在来線の特急列車が無いのはなんか寂しいなぁ。
そんな事を思いながらも山陽本線をのんびり西下。岩国から1時間20分ほどで徳山に到着。
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ここで岩徳線の列車を待ち合わせします。
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岩徳線気動車とは言え、距離的にはショートカット。岩国~徳山間の所要時間はほとんど変わらないって事なんですな(・∀・)

列車は順調に走行し、新山口を出て、
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宇部を出て、
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さらに西へと進みます。車内はそんなに混んでなかったなぁ。長距離を乗り通す人はほとんどおらず、地元の通勤客って感じ。
1時間に1本程度でもこの利用状況だもの、田舎ですよねぇ。

適度に居眠りをしつつ、岩国から3時間11分。列車は終点の下関に到着しました。
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山口県、いや本州の端まで来たぞぉ!(゜o゜) 静岡から16時間半近く。長かった(;^ω^)
目指す博多はもう少しだ!気力を振り絞って頑張ろう!(*´з`)
山陰本線気動車を見物しつつ、
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21:44発の小倉行きに乗り換えます。

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山陽本線は隣の門司まであと一駅。会社的には下関からJR九州に変わります。関門トンネルを通過し、いよいよ九州上陸。
門司手前のデッドセクションを無事に通過出来ました。
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この日の朝、関門トンネルで車両トラブルが有ったらしくて止まってたけど、夜には復旧しててよかった(^◇^)
列車は無事に終点の小倉に到着。
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いやぁ、鈍行だけで九州に来ちゃったよ(・∀・) 博多まではあと1本! ここから22:03発の鹿児島本線快速荒木行きに乗り換えます。
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夜も遅い時間とは言え平日。通勤ラッシュで混むかな?と思いきや前の方の車両に避難したらガラガラで助かった(*´з`)
鹿児島本線内は大きな乗降も無く、遅れも無く順調に走行。小倉から1時間、定刻の23:10に列車は博多に到着しました!
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静岡を出てから18時間9分。長い長い鈍行の旅が無事に終わりました!(≧◇≦)

静岡から博多まで、列車を乗り継ぐ事12本。1016.4kmの長旅は遂にゴールを迎えました!
東海道線のスタート地点とした品川から通算すると1189.8km。16本の列車を乗り継ぎ、良くここまで来たもんだ(゚Д゚)ノ

旅の道中、座り過ぎてお尻の肉が取れるかと覚悟してはいたけど、思った程のダメージは無かったので自分は体力があるのかな?(・∀・)
これだけの長距離移動にもかかわらず、座れなかったのが姫路~相生間と岡山~北長瀬間だけと言うのは奇跡的だったのかな?(*´з`)
静岡~博多間は普通運賃が12,460円の所を青春18きっぷ1回分2,380円で移動出来たのですから、お安く済みました(^O^) その分時間はかなり無駄にしましたがw
ネットカフェに泊まったり、そもそも静岡までの移動もあるので実際の費用はその倍以上はかかってますが、それでもだいぶ費用は抑えられたかな。
「お金がない代わりに体力を消費して頑張る」と言う、学生みたいなことをアラフォーおっさんがやってしまいましたw

今日は丸一日移動日。翌日に備えて休みます。博多駅から徒歩数分のキャビンホテルに一泊。
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道中に見つけた博多ラーメンの一幸舎総本店が気になったものの、外まで行列が伸びていたので無理w
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宿でゆっくりと旅の疲れを癒します。
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こんな感じで、10代20代の学生でもやらない様な無茶なチャレンジをアラフォーおっさんがやってのけた、おバカな旅の一日は無事に終了。
東京から博多まで鈍行だけで遠征出来る自分はまだまだ精神的に若いって事ですな(・∀・)