○○茶の日記帳~わがまま 気のまま 茶のジョーク~

アイドルとロックバンドのライブをこよなく愛する茶のブログです。ライブやイベントのレポートが主体なのでリアルタイム更新は殆どありませんが、緩くお付き合いいただけると幸いです。

Juice=Juiceライブ@周南チキータ レポ

本来は2014年10月に予定されていた山口県周南市でのライブ。
台風19号の襲来により、やむなく中止になってしまったんですよね。
それから4ヶ月ぶりのライブということで、地元の方にとってはまさに「お待たせしました」となったわけですね。

遠征民の自分はというと、当時は「秋の乗り放題パス」を駆使して前日までに岩国まで移動していました。
当日は悪天候の中周南を目指してさらに移動していたんですが…残念ながら中止の報を受け、移動を断念して引き返したんですよね。
その時の無念な気持ちが残っていたので、自分にとってもいわば「リベンジ」だったわけです。

さて、前日の仙台ハロコンを終え、仙台に一泊していたうちら。
自分は朝一の飛行機で移動しないと間に合わないので、6時に起床しホテルを出発。
仙台駅6:44発の仙台空港行きに乗り、空港へと向かったのでした。

列車は定刻どおり仙台空港へ到着。

ここからは飛行機にてまずは広島へ向かいます。

そう言えば、仙台空港は仲間の見送りには来た事がある*1けど、自らがフライトするのは初めてでしたね。
関東民にとってはここを発着地とすることってあまり無いですからねぇ。
震災の時、大きな被害を受けたのを目の当たりにしていたので、その空港が復旧し機能している事に感慨深い思いを抱きながら、搭乗口を通過したのでした。

空港で朝ごはんを食べるつもりで早く着いたのですが、前日飲み食いしすぎたため、さすがに胃が重い…。
おにぎりを買って飛行機の中で食べることにしました。

乗り込んだのは仙台空港8:05発のIBEX037便。

こちらはANAとのコードシェア便でして、今回は今までに貯めたANAのマイル特典航空券での旅となります。
地方空港だと小さな飛行機でも搭乗口から直接乗れるイメージだったんですが、まさかのバス移動w
仙台空港でバスに乗るとは思わなかったっすw

そんなこんなで無事に飛行機に乗り込み、定刻通りに仙台空港を出発。
さすがに寝不足だったので途中の記憶はあいまいですが、無事に広島空港へと着陸しました。

ここからは会場のある周南市徳山駅を目指します。
どうやって移動するか色々考えたけど、白市駅までバスで出て山陽本線で行くことにしました。
と言う訳で、券売機で切符を買って白市行きのバスに乗り込みます。

空港からは15分ほどで白市駅に到着。

ここからは山陽本線にて西下。このまま岩国乗換えでずっと在来線でも間に合うっちゃあ間に合うんですが、
徳山着が13:36で開場が14:00となり忙しないので、広島で在来線とはお別れし、新幹線に乗ることにしました。
乗ってた鈍行で寝てたら広島着いてて焦りましたよw

ここからは新幹線ワープ。のぞみ11号にて徳山へ一気に飛びます。

広島から25分ほどで徳山に到着。

さすがに新幹線は早いですねぇ。

ホームに降りると何人かヲタの姿を見かけました。
東京からの列車なのでこれで来た人も多かったのかな。

取りあえず駅のコインロッカーにいらない荷物を預けて周辺観光を…と思いましたが、徳山って何にも無いんですよねw

海側にあるフェリー乗り場に行ってみたものの、特に見るものもなかったw

そして何より寒い!北風が強く、非常に寒かった(>_<)*2
どこに行くにも辛いので、取りあえずは会場を目指し歩くことにしました。

駅から歩いて20分強、会場のあるチキータビルが見えてきました。
会場に行くにはまだ早いので、その隣にある思い出の地へ行ってみることにしました。
それは…周南市文化会館

ここで何度か娘。コンが行われたんですよね。
山口県といえばさゆの地元なので、さゆヲタを中心にとても盛り上がったのをよく覚えています。
サイリウム企画もあったりして、桜が咲く中、手伝ったりしたなぁ…と、当時の思い出が蘇って来ましたね。

懐かしい思い出に触れながら、うちらのライブ会場である周南チキータへ。

取りあえずグッズ売場に並び日替わり写真を購入。
買い物を終えてまだ時間があったので近くのジョリーパスタで軽くランチ。
冷え切った体を少しだけ温めつつ、開場時間が近づいたので会場に戻り、出来かけていた入場列に加わります。

開場時間直前になり、前方ではアナウンスがあり、と同時にヲタのどよめきが起きました。
何があったのかと言うと、「出演を予定していた宮本佳林が体調不良により欠席する」と言う一報でした。
どうやら病院に行ってインフルエンザ(A型)と診断されたようで、これでは仕方ないですよね。

「彼女のパートをどうするんだ?」
「4人でライブが出来るのか?」

と言う不安でどよめく入場列に待機する人々。
そしてその不安を煽るように遅れる開場時間。
「どうなるんだ?」と言う不安な気持ちと凍て付くような北風に震えながら、入場開始を待ちました。

結局、10分ほど遅れて開場したのかな?気持ちを落ち着かせて取りあえず中に進みます。
この会場はステージ下手側にバーカウンターがあり、ライブハウスとしてはとてもいい雰囲気だったように見えました。
自分はそのバーカウンター側に陣取って待機。ここからならよく見えましたね。
ただ、ステージが低いので、「ステージを見たい」と言うニーズの強いアイドルのライブをやるにはちょっと不向きでしたね。
後方は一段高くなってるものさほど高低差はなく、一番後ろになると見づらい状況だったでしょうね。
段差エリアより前は開演直前まで割と空いてたんですが、段差最前を取ったヲタが立ちはだかりそこまで進みづらい雰囲気を醸し出していたため、ここまで来れなかったんでしょうね。
ライブハウス慣れしてる人間なら遠慮なくそこまで突き進めるけど、慣れてない人には無理だよなぁ。

そんなことを思いつつ開演を待っていましたが、開演予定時刻を過ぎてもメンバーによるいつものアナウンスは始まらず。
直前まで色々調整してたんでしょうね。まぁこういう事態は初めてだし、仕方ない。
事情はわかってるので文句を言う人はおらず、ただただじっと開演のアナウンスを待っておりました。

開演時間を10分ほど過ぎた頃、ようやくかなともさんからのアナウンスがあり、ほっと一安心した一同。
「かりんちゃんが欠席する」と言う事態に動揺は隠せないものの、待たされた分、「彼女の分まで頑張ろうではないか!」と言う思いがより強くなった様で、いい感じの盛り上がりになっていきましたね。
そして定刻より15分遅れて、昼公演が開演したのでした。


<周南昼公演のハイライト>
・ステージに立つ彼女達の不安そうな顔は久々に見ましたね。さすがにこの事態は想定外。
 でも、その分、「いつも以上の応援を届ける」と言う気持ちにつながり、より大きな声援を送ることにしました。
・佳林ちゃんのパートは大半がさゆきとかなともさんが担当。
 続きになる部分だけ一部あーりーとゆかにゃが引き継ぐ感じ。
 だいぶカバーできてたけど、それでも飛んでしまうことがあって、その度にさゆきが複雑な表情をしていましたね。
・冒頭のMCでメンバーが「女性のみなさーん」って女限に呼びかけするも反応が薄いw
 決して女性が少なかったわけじゃないんですけどね。場慣れしてない感じが、いかにも地元民っぽかった。
・乾杯ジュースは「瀬戸内みかんジュース」。
 さすがにこれを予想した人は居なかったのかなぁ?あがってなかったな。
 
 自分は駅で売ってたのをたまたま買ってたんですけどw
・あと、乾杯のとき、後方が見えづらいと言う事で全員着席するアナウンスを久々にやってましたね。
 この会場だと仕方ないよね。素直に従う紳士な面々がすばらしい。
・大中小ニュースは忘れてしまったけど、山口県の有名な観光地や名物を客席側の地元の人に聞いたりして、いい感じのコミュニケーションが出来てたかな?
 ライブのパフォーマンスが完全でない状況で、ファンと相互の関係を確認しあうのはとてもいいことだと思います。
・最後のMCでは、メンバーそれぞれが今日のライブを振り返っての感想。

 あーりー:
  「今日は皆さんとの絆を強く感じたライブでした。本当にありがとうございました!」
 さゆき:
  「佳林ちゃんの存在の大きさに改めて気づいた。完全なライブが出来なくて悔しいけど、皆さんの声援に助けられました。」
 かなとも:
  「台風で延期になった上に完全なパフォーマンスが出来ずに、待ってて下さった皆様には申し訳ない気持ちですが、皆さんに助けられてライブを終えることが出来ました。」
  「今度は5人で山口県のステージに立ちたいと思っています。また絶対帰ってくるんで、待っててください!」
 ゆかにゃ:
  「今日は佳林ちゃんが欠席で、不満とかあると思ったんですが…。皆さん本当に温かくて…。」
  「歌割りでさゆきとともに負担かけてしまったのが申し訳なくて…悔しくて…。」
  「でも、皆さんの温かさに助けられました。ありがとうございました!」

夜公演の内容も混じってるかもしれないけど、それぞれがこのライブを終えた素直な感想を言葉にしていましたね。
100%のパフォーマンスが出来なかった悔しさに涙するシーンも。
見ているこっちも思わず目頭が熱くなりましたね。


確かに、絶対的センターの佳林ちゃんの欠席という緊急事態に、思い通りのパフォーマンスが出来なかった悔しさは大きかったと思う。
台風で延期になって待たせていたと言う思いも重なってただろうしね。
ライブそのものは100%の出来でなかったのは事実ですよ。実際に何度も佳林ちゃんのパートを飛ばしたりしてたしね。
ただ、開演直前に決まったであろう*3この事態を何とか乗り切った姿を見て、「成長したなぁ」と感じましたね。
グループ結成間もない頃の「男鹿の悲劇」を見ている人間からしたら、あの当時と比べて大きく成長した姿に、胸が熱くなるばかりでしたね。

握手会ではとにかく「よく頑張った!お疲れ様!」と伝えるつもりで準備。
メンバー全員が涙ながらに出迎えてくれて、こちらも思わず涙。
いつもは(時間の関係で)素っ気なく対応してしまうメンバーにも激励のメッセージを伝えることが出来ましたね。
こんな感じで、激動の昼公演が終了したのでした。


昼公演が押したもんで、夜公演の開場予定時刻まであまり時間がなくなったものの、外で待機するにはあまりにも寒いので、一旦隣の文化会館に避難しつつ会場に戻り、夜公演の入場列へ。
並んでいる間に雪が舞うほどの寒さの中、夜公演の開場を待ちました。
こちらも約10分ほど遅れて開場。まぁ仕方ないよね。

夜公演ではドリンクを引き換えて先ほどと同じバーカウンターを確保。
ドリンクをもらっている間に昼公演よりは少し後ろになってしまったけどやむなし。
その代わりコップのドリンクをカウンターに置けるからねw

<周南夜公演のハイライト>
・昼公演では後方まで結構埋まっていたものの、夜公演になると一気に人が減ってしまった感じ…。
 女限はあまり埋まってなかったなぁ。
 昼公演を見た若い女の子が「夜も見たいけど、当日券(7000円)は…ね…。」と言っていた様に、地元の若いファンには2公演はハードルが高いよね。
 この辺が課題だよね、やっぱ。
 ま、おまいつとしてはその人たちの分まで頑張るけどさ。
・夜公演の佳林ちゃんのパートはほとんどカバーできてましたね。
 それでもさすがに何度かパートを飛ばしてしまう場面があったのは否めないけど、そこは気づき次第客席側のファンがカバー。
 まさにステージと客席が一体化したライブが完成しました。
・乾杯ジュースは「にしきのおいしい水」。こちらも全体着席での対応。
 最後列の人もしゃがんだら意味ないでしょw
・メンバーが2つに分かれて歌う曲のコーナーでは宮崎・金澤・高木の「たんぽぽ」。
 ってことはもう1つは佳林ちゃんとあーりーの「白いTOKYO」なんですが…。
 「どうなるんだ?」と言う会場のどよめきをよそに、なんとあーりのソロに!
 とても緊張している様子だったけど、何とか一人で歌いきってくれました。
 頑張る姿がとってもかわいかったなー。
・最後のMCではむしろ晴れ晴れとした表情を見せてくれたのがとても印象的でしたね。
 昼公演では何とも言えないプレッシャーの中、押しつぶされそうな不安に包まれた状態でのライブだったけど、それを乗り切り、満面の笑顔でのステージを見せてくれたのが嬉しかったですね。


こんな感じで、夜公演も終了しました。
佳林ちゃんのファンって明らかにわかる人(Tシャツ着てるとかね)が昼夜とも居たけど、彼女の欠席にふてくされることなく、会場を盛り上げようと一緒に声援を送ってくれていたのがすごく心強かったですね。
推しが居ないステージを見る辛さは痛いほど分かります。自分もそういう経験何度かしていますし。
でも、そこでめげたりせずに共に盛り上げてくれたのが本当にありがたかったですね。
そんな佳林ファンの気持ちに応えるわけじゃないけど、自分は2本持ってるキンブレの1本を佳林ちゃんカラーに点灯していました。
佳林ヲタではないけど、彼女の気持ちだけでも共に参加させたかったからね。

握手会では今度はみんな笑顔でお出迎え。
「お疲れ様」と言う気持ちだけを伝えて退散。
あーりーにだけは「ソロよかったよ」って言ったけどねw

終演後は知り合いと合流し会場近くのスーパーで夕飯の食材を買い込み、徳山駅まで歩き、それぞれの方向へと解散。
自分は岩国に宿をとっていたのでそちらへ向かいますが、ここで岩徳線に乗るのが鉄ヲタクオリティw

何気に初めてでしたからね。

22時過ぎに岩国駅に到着し、去年10月にも泊まった同じ宿にチェックインし、徳山で買った夕飯を食べつつ休んだのでした。

以上、Juice=Juiceファミリーにとっては忘れられない出来事となった山口・周南でのライブのレポでした。
現場に行った人。行けなかったけどTwitter等で応援する気持ちを届けてくれた人。
すべてのファミリーの力がひとつになったような気がした、そんな公演でした。

*1:仙台空港アクセス線を利用したこともありますし、それが無かった頃は館腰駅からバスに乗ると言うマイナーなルートも使ったことがありましたw

*2:ぶっちゃけ前日の仙台よりも寒かったかも…

*3:実際にどの段階で佳林ちゃんが欠席になることが決まったのかはわかりませんが、会場が20分押したのからすると本当に直前だったんでしょうね。