○○茶の日記帳~わがまま 気のまま 茶のジョーク~

アイドルとロックバンドのライブをこよなく愛する茶のブログです。ライブやイベントのレポートが主体なのでリアルタイム更新は殆どありませんが、緩くお付き合いいただけると幸いです。

そうだ、九州へ行こう!〜折角の3連休、九州北部めぐりの旅 1日目・軍艦島観光の巻〜

前日に仕事上がりのまま長崎入りして始まった九州旅行。実質的な2日目は長崎のキャビンホテルで迎えました。
長崎の観光地…ハウステンボス佐世保五島列島…。色々あるけど、ここまで来たら見ておきたいと思ったのが軍艦島
今日は軍艦島に上陸できる観光ツアーに参加して、昼過ぎのバスで次の目的地・小倉へと移動してみる事にしました。

軍艦島とは正式名称を端島と言いまして、海底に発見された炭鉱から良質な石炭が採掘できると言う事で明治時代から炭鉱の島として注目されました。
その後紆余曲折があり1890年から三菱の私有地となり、本格的な開発が進められ、良質な石炭が取れる事から多くの炭鉱夫が移り住み、
最盛期には5000人以上がここに暮らし、人口密度世界一を誇るまでに発展しました。
しかしながら1960年以降進められた石炭から石油へのエネルギー改革の影響で徐々に石炭の産出は減少。
1970年代以降のエネルギー政策の影響を受け、ついには1974年に閉山となり、その時残っていた2000人余りの住民は全て島を離れ無人島となりました。

島は三菱マテリアルから当時の高島町に無償で譲渡され、その後高島町長崎市編入に伴い長崎市の所有となります。
長らく無人のまま放置されていたため荒廃が進み危険な状態となっておりましたが、長崎市が整備を進め、2009年4月から整備された一部の領域に限り
観光目的での上陸が許可され、現在では複数の観光船によって軍艦島上陸ツアーが催行されるようになりました。

軍艦島東シナ海に浮かぶ孤島。海が荒れる事も多く許可された観光船でも上陸に際しては一定の条件があり、必ずしも接岸できるわけではありません。
長崎市が定めた上陸条件を満たし、船長が上陸できると判断した場合にのみ船を接岸し上陸が出来、それ以外の場合は上陸は出来ずに島を周回して観光が終わるそうで。
上陸できるのは年間で100日前後。天候に大きく左右される条件付きなので「運」も必要になる、と言うわけです。

この日は2月としては割と温かくなる予報。風も穏やか。前日までの寒さとは一変、絶好の観光日和。
でも軍艦島近海の様子は分からないので直前まで分かりませんが、無事に上陸できることを願って出発の準備を進めました。

お世話になったファーストキャビンさんで簡単な朝食を頂きました。

これで200円。いい感じ♪お腹も満たされ、要らない荷物を預けさせてもらって軍艦島観光に出発!

宿のある観光通りから軍艦島ツアーの出発地点である大浦海岸通までは1kmちょっと。今日からバスに乗る権利はあるのでバスでもいいけど、
歩いて行っても大して変わらなそうなのでのんびり歩く事に。長崎新地の中華街を外から眺めながら南へ進みます。

長崎ランタンフェスティバルのメイン会場ともなっている湊公園では着々と準備が進められていました。


ランタンフェスティバルは翌週16日からの開催で残念ながら見られませんでしたが、雰囲気だけでも味わえた(*^_^*)

道中には大浦東山手居留地跡なんてのも。

長崎は坂の多い街。自転車に乗れない人が多いってのも改めて頷けました。

さらに南へ進み路面電車の走る国道に出ると以前お世話になったホテルニュータンダさんが。

当時の事を懐かしんでいると軍艦島上陸ツアーの出発地点はすぐ近くでした。


平日でしたが、3連休前の金曜日と言う事もあってかそれなりに多い感じ。受付には既に50人くらい並んでいたので自分も並んで順番に受付を済ませます。
軍艦島上陸に際しいくつかの約束事があり、それに従うと言う誓約書にサインし、ツアー代金を支払って見学者証を受けとります。

そして受付順に乗船開始。

上陸できるかは直前までわかりませんが、この天気ならまず大丈夫だろうと言う事で無事に出港!軍艦島ツアーがスタートしました。

今回ガイドして下さる方は以前バスガイドをされてたとの事でとても分かりやすい解説のもと、軍艦島までの時間、長崎の見どころを説明してくださいました。
長崎には明治日本の産業革命遺産として世界文化遺産に登録された施設が8つあり、そのほとんどがこの軍艦島ツアーの道中から見られるとの事。
船が出向して程なく右手に見えて来たのがその一つ目ジャイアント・カンチレバークレーン」


日本で初めて設置された電動クレーンで、現在も現役で稼働中とのこと。現役で稼働しているものとしては世界最古のクレーンであり文化的な価値が高いとの事でした。
現役のため一般には非公開となっていますがこうして船上など遠くから眺める事は出来ます。

次に見えて来たのは三菱長崎造船所の第三船渠

背後の崖を削る大工事の末に1905年に完成した、当時としては東洋最大のドック。現在も現役で活躍しているとの事でこちらも一般には非公開だそうです。
ちなみにこの付近にはもう一つの世界文化遺産占勝閣があるそうですが写真はうまく撮れませんでした。

船が進んでいくと左手に三菱重工業のゴライアスクレーンが見えてきました。

2008年竣工のこちらのクレーンは世界遺産ではありませんが日本最大の大きさだそうで、遠くからだと実感が無いですが三菱のマークだけでテニスコート程の大きさだとか?
そしてながさき女神大橋の下をくぐって船は長崎湾を進みます。

この辺りは漁場でもあるので船は徐行。今日は見られなかったけど大型客船も通るそうです。

船はさらに進み、長崎湾の出口へ。進行右側に神の島カトリック教会が見えてきました。


聖母マリア像は高さ4.6m!長身のマリア様が今日も長崎湾の安全を見守ってくれていました(*^_^*)

船は長崎湾を出て東シナ海角力灘へと出て行きます。ここで同じように軍艦島上陸ツアーに向かう観光船に遭遇。

軍艦島上陸ツアーは長崎市から認可を受けたいくつかの団体が主催しています。接岸できるドルフィン桟橋が一か所のため時間を分けて交代で上陸させるそうです。

船は順調に進み、観光地となっている伊王島を遠くに眺めながら、

いよいよ遠くに目的の軍艦島が見えてきました。

端島が「軍艦島」と呼ばれる所以…。近くに来ると良く分かりますね(*^_^*)

軍艦島の隣にある中ノ島は当時も無人島でしたが、軍艦島との関わりは深く、中ノ島水上公園や端島住民のための火葬場と墓地が設置されていたそうです。

さて軍艦島が間近に迫ると乗客のテンションも上がって来て、それぞれに写真撮影の準備を進めます。
船の後方デッキが解放されたので移動してみました。

ここからしばらくは軍艦島を外から眺める事になります。上陸までの間、それぞれの方角から島を見学します。
最盛期は5000人を超える人が暮らした炭鉱の島。今はその面影はありませんが当時建てられた建造物は廃墟となってもまだ倒れずに残っています。






軍艦島はツアーでの上陸のほか、釣り船での上陸が認められているため、岸壁には釣り人の姿も。

一体何が釣れるのでしょ?w

洋上から島を一望したところで、いよいよ上陸へ。今日は風も波も穏やかなため無事に上陸できるとの事。良かった!\(^o^)/
先に上陸したツアー船の離岸を待って接岸。そしていよいよ軍艦島に上陸しました!

上陸後はガイドの方の指示に従い決められたエリアでの見学となります。
見学スポットは3か所。それぞれはコンクリートで整備され柵で区切られ、立ち入り可能エリアと禁止エリアにしっかり分けられていましたね。


ガイドの方の説明を聞きながらのんびりと見学。



軍艦島の建物の紹介や歴史等の説明はとても勉強になりました♪

それぞれの見学スポットで説明を受けながら見学。そして写真撮影タイムを設けてくれるので色々と撮影。



最後の見学スポットで見た30号棟・31号棟アパートは1916年に建設された、当時日本最古の鉄筋コンクリートの高層アパート。





軍艦島の建造物は廃墟になっても歴史的価値が認められ保全管理されているものもあるそうですが、こちらは管理の対象外だとか。
なのでいつ崩れるか分からないので「次来た時には倒壊しているかもしれません」との事でした。

ガイドの方から説明を聞いていると、石炭採掘が好調だった頃の労働者の暮らしはかなり裕福だったそうですが労働環境は決して良いとは言えず、
地下深い炭鉱では時に事故も起こり多くの方が犠牲になった悲しい歴史も存在します。日本の高度経済成長期はそんな人々の苦労にも支えられていたのだなと改めて考えさせられました。


1時間ほどの軍艦島上陸はあっという間に終了。名残惜しいけど帰りの時間が近づいてきました。
行きには気づかなかった風景を改めて見直しながら、船へと戻り、軍艦島を離岸。



出発地点の港へと向かったのでした。

帰りの船内ではガンショーくんのかすてらあいすをいただきつつ、

ガイドのお姉さんとじゃんけん大会が行われたり、

楽しいひと時を過ごし、港へ戻ってきました♪

一年を通して上陸できる確率は五分五分、特に北風の強い冬の時期はかなり厳しい条件と言われる軍艦島ツアー。
この日は天候に恵まれ、無事に上陸できました。かなりラッキーだったみたいですね(*^_^*)

さて長崎に戻った後は市街地を軽く散策。グラバー通りのお土産屋さん街の坂を上り、

大浦天主堂へ。

前に来た時もここの入場料に敬遠して入館しませんでしたが、今回も外から見ただけで終わりw
グラバー園も中には入らずw

長崎は坂の多い街。20‰と言うかなりの急勾配を体験しながら、


四海婁には寄らず、

バスでランチをしようと思う思案橋方面へ。ここで初めて「サンQパス」を使用します。

ランチはツル茶んと言う喫茶店へ。


長崎最後のグルメはトルコライスにします。

大盛りにしたらなかなかのパンチだったw

お腹いっぱいだけど、デザートのミルクセーキもいただき、長崎グルメを満喫(^O^)

これにて長崎観光は終了。今晩の宿のある小倉へと向かいます。
浜の町バス停からバスに乗って長崎駅前へ向かい、

15:45発の小倉行き高速バス・出島号の出発を待ちます。

バスは定刻通りに長崎駅前を出発。途中のバス停で乗客を乗せ、一路小倉へ。途中のサービスエリアで一休みしつつ、

無事に小倉市街へ。小倉駅前まで乗って更に門司港まで行ってみるかな?と思いましたが、さすがに疲れたので断念。
ホテルに近い平和通りバス停で下車して、一旦チェックイン。荷物を預けて夕飯の買い出しへ。
王将で天津丼を買って、ドラッグストアでカップ麺と酒を購入。スーパーフライデーなので吉野家の牛丼無料チケットももらった♪

そしてホテルへ戻ります。道中にあった中津から揚げも気になったから買っちゃった♪

そしてコンビニでスポーツ新聞を買ってホテルに戻ってゆっくり。
と思ったら九州スポーツ夕刊が無いのね!(´゚д゚`) 

金曜日の夜に置いてある新聞買って競馬欄が無いとは思わなかったよ(;・∀・)
仕方ないのでもう一回コンビニに行って競馬エイトを買い直し。そしてお風呂に入ってサッパリしたところでようやく夕飯!\(^o^)/

酒を呑みながらまったり夕飯を食べつつ、明日の競馬予想をしつつ、遅くならないうちに休んだのでした。

と言うわけで、冬の九州旅行1日目(実質2日目)は長崎の軍艦島を観光しました。
気象条件によって上陸できるか分からない運に左右される軍艦島。冬に無事に上陸出来て、しかもそこまで寒くなかったのは凄く運が良かったのでしょう(≧▽≦)
明日は小倉競馬観戦からの九州のご当地アイドルのライブ。楽しみです!\(^o^)/