この日は3連休の最終日。有給休暇でお休みでした。
夏の東北旅行最終日は震災から長い間不通となっていた区間が9年ぶりに運転再開したと言う事で、浜通りを走り抜ける特急列車に揺られて一気に帰ってきました。
懐かしい風景、変わってしまった風景。様々な思いはありましたが、再び鉄路で結ばれた事に鉄道ファンとして喜びを感じたのでした。
20日の仕事上がりから東北を旅した最終日。
この日の朝は前日に宿泊した仙台で迎えました。今日はここから家路に着きます。
仙台から帰るんだったら新幹線で一気に移動すれば東京まで2時間かからないのですが、それでは面白くない。
今年の3月に全線で復旧となった常磐線経由で帰る事にしますw
仙台から上野を結ぶ*1常磐線。宮城県・福島県・茨城県と沿岸部を走る常磐線は2011年の東日本大震災で大きな被害を受けました。
被災した路線の復旧および移設を経て、仙台側から徐々に線路は繋がっていきましたが、福島第一原発に近い浪江~富岡間は放射線量の関係で最後まで取り残されていました。
この区間の復旧は相当な時間を要し、自分の生きてる間には復旧しないのではないかと思っていたほどなのですが、多くの人の努力により震災から9年で全線が復旧。
そしていわき以北の区間で長らくの間休止状態だった常磐線特急「ひたち」号も仙台までの運転を再開しました。
仙台を訪れたのは昨年末以来で常磐線が全線復旧してからは初めて。折角なのでその特急ひたち号で帰ることにしたのです。
東北旅行の3泊目の宿を仙台にしたのは、元々は九州女子翼の出演予定だったGIG TAKAHASHIが予定されていたからです。
アメブロを更新しました。 『☆7/22 GIG TAKAHASHI tour 2020〜仙台追加公演』 https://t.co/QldrdnDz2Y
— ITRオフィシャル (@ITR_official) March 21, 2020
残念ながら新型コロナウイルスの感染拡大の影響でライブが中止となりましたが、予定は変更せず仙台に宿泊。
帰るだけなら盛岡にもう一泊でもよかったんですが、そこは仙台からの特急ひたち号に乗るつもりだったのでいいのですw
そんなこんなで仙台で迎えた東北旅行最終日。ホテルでゆっくりして、お腹が空いたら出発するスタイルです。
仙台での朝ご飯と言ったら自分の中では半田屋と決めています。理由は特にないけどw
ついうっかりご飯を「中」にしてしまい食べ過ぎましたね(;゚Д゚) いつもながら朝の半田屋とは思えないお会計金額w
仙台駅10:13発の特急ひたち14号に乗り込みます。
半田屋でご飯食べてる間にもう列車来てたみたいです。
特急ひたち号は全車指定席で自由席と言うものが無く、また事前に特急券を買っておかないと車内料金が割高になるのも大きいのでしょうね。
特急券を買いたくても券売機がすごく遠くにあって分かりづらい京葉線の東京駅も見習ってほしい(*´з`)
まだ発車まで20分以上あるのですがホームでは列車に乗り込むのを待つ乗客がちらほら。
全車指定席だと言うのに、東北の人は気が早い(*´Д`)
世間では4連休の初日。コロナ禍で外出は険しい状況ですが、お出かけする人もそれなりにいるのね。
発車の約15分前にドアが開き乗車が開始。自分もまずは座席に荷物を置き、色々と撮影してみます。
・・・とそこで自分の席に親子連れの姿が。声をかけると間違えて座っていた様子。
特急列車あるあるですが、どうやら特急券を持っていない様子でした。
「車内料金があるので発車前に特急券を買っておいた方がいいですよ」と先程の指定席券売機を案内しておきました。
こういう事があるから、ホームに券売機は必要だよなぁ。
さて発車までの時間を使って撮影した写真等を紹介します。まずは車内の様子。
仙台始発の段階でこの車両には10人くらい乗ってたかなぁ。
横サボ。
コンデジ使っててもバ○チ○ンと同じ使い方しか知らないので、初めてマニュアルモードでシャッタースピードを合わせるなどしたw
— なんとか茶 (@nantokachasan) July 23, 2020
勉強になりましたw pic.twitter.com/uzFzbvPg8g
今どきの電車の横サボはみんなLEDになっており、シャッタースピードを合わせないと綺麗に撮れません(;゚Д゚)
その辺よく分かってない、オート設定大好きなへなちょこカメラマンなので初めてマニュアルモードでシャッタースピードをいじった。
デジカメ使ってもバ〇〇ョンカメラと同じ使い方しかしてない自分には少し勉強になりました(*´ω`*)
さてそうこうしているうちに出発時刻が近づいてきました。ビデオカメラのスタンバイはバッチリ( `ー´)ノ
仙台から終点の品川まで、4時間38分の長丁場。流石にバッテリーも持たないだろうからUSB接続で充電しながらの使用。
こういう時に電源コンセントが付いてる車両は助かりますね(*´з`)
そして特急ひたち14号は定刻通りに仙台駅を出発!品川までの長い道のりが始まりました。
あ、この時の車窓動画をYouTubeにアップしてあるので、お時間のある方はのんびりとご覧ください(/・ω・)/
【車窓動画】常磐線 特急ひたち14号 仙台~品川 ノーカット
仙台を出発して最初の停車駅は相馬。岩沼までは東北本線の線路を走るのですが、東北本線の分岐点となる岩沼もこの列車は通過!(゜o゜)
1日3本の仙台始発のひたち号のうち、最後となる夕方のひたち30号以外の2本は岩沼は通過。流石は特急列車ですなぁ。
最初の停車駅・相馬を出発し次の停車駅・原ノ町へ。
この4連休に予定されていたそうですが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で残念ながら規模を縮小し神事だけ行われたそうです。
そんな相馬野馬追に思いを馳せながら原ノ町駅を出発。15分ほど走ったところで桃内駅に停車。
常磐線は木戸駅以北の区間は単線。行き違いのためにここで運転停車を行います。
下りのひたち号はなかなかの混雑でしたね!(゜o゜) さすがは4連休の初日ですな。
仙台駅を出てから1時間12分で浪江を出発。ここから先は常磐線で最後まで運転見合わせとなっていた区間になります。
東日本大震災の被災と言うよりは福島第一原発の事故の影響が大きく、放射線量が多くていまだに帰宅困難区域になっている区間です。
双葉駅前は今も除染作業の真っ最中と言った感じでした。
駅前の賑わいが戻って来るのはまだまだ先の話になりそうですね。
特急ひたち14号は福島県・茨城県内はコンスタントに停車していき、仙台を出発して3時間12分で水戸に到着。
常磐線の特急列車、特にこの先上野までノンストップの速達列車であるひたち号と言えば水戸からほぼ満席になるほどの混雑のイメージでしたが、
水戸駅から乗って来た人はほとんどおらず、ガラガラのまま出発(;゚Д゚)
まぁ水戸を基準に考えると午後の中途半端な時間の列車なので需要は少ないのかもしれないけど、それにしても人が乗らな過ぎて寂しかった(~_~;)
仙台から水戸まではコンスタントに停車を繰り返してきた特急ひたち14号ですが、水戸の次は上野。1時間以上ノンストップで走り続けます。
列車は順調に走行し、定刻通り上野へ。そして東京駅に停車した後、定刻通りに終点の品川に到着しました!
仙台駅から4時間38分。373.9kmの長い旅が終わりました!(≧▽≦)
ココまで無事に走って来てくれた車両に感謝しお疲れ様!と言いたいところでしたが、この列車はそんなに休む時間も無く折り返し26分で特急ときわ67号として勝田へ走っていきます(;゚Д゚)
中途半端に時間があるので山手線で一駅・高輪ゲートウェイへ行ってみました(*^-^*)
品川から帰る時は横須賀線に乗っちゃうし、東京~品川間で山手線・京浜東北線に乗る事はあまり無いのでわざわざ行かないしねw
外国の駅のようなデザインの高輪ゲートウェイ駅。
指定席券売機を触ってみて気付いたけど、で株主優待券による割引乗車券が発券出来る様になったなんて知らなかった!(゜o゜)
技術の進歩ってすごいっすなぁ。
駅の中を色々と見学して、記念に入場券買って帰路に。
以上、4日間の東北旅行はおしまい。久々に旅を満喫出来ていい気分転換になりました。
コロナ禍で新しい生活様式を求められるので不自由な事もありますが、それぞれが気を付けることにより感染拡大防止に努め、
自粛ばかりでなく今まで通りの生活を少しずつ取り戻していかないことには経済が破綻してしまいます。
COVID-19の感染防止に対する考え方は人それぞれでしょうし、こうして能天気に旅に出るのはご意見があるとも思います。
しかしながら、旅好きとしては「自粛による経済活動の停滞」が招く観光業の廃業が一番怖いんですよね。
「落ち着いたら遊びに行きます」でもいいんですが、コロナが落ち着いた頃には何もかもが無くなっていてもおかしくはない。
感染防止に努め、少しでも経済を回せたらと言う思いで旅に出ている次第です。
今後とも気分転換に旅をさせてもらえばと思っておりますので、ご理解いただけると幸いです。
*1:正式には岩沼から日暮里。