○○茶の日記帳~わがまま 気のまま 茶のジョーク~

アイドルとロックバンドのライブをこよなく愛する茶のブログです。ライブやイベントのレポートが主体なのでリアルタイム更新は殆どありませんが、緩くお付き合いいただけると幸いです。

バッターびびってる、ヘイ!ヘイ!ヘイ!

nantokacha2016-10-06

この日は仕事上がりに大好きなバンドのライブを見に新宿まで行ってきたので、その時のお話です。
同じ新宿で行きたいイベントがあったのですが、こちらを選択して良かったと心から思います。
今年で結成20周年。おっさんになっても凄く素敵できれいな音楽を奏でる彼らを好きで良かったと改めて感じた夜でした。

In the Soup ワンマンライブ ジュテーム2016〜未来の足音〜@新宿LOFT レポート

In the Soupと言うバンドをご存知でしょうか?
1996年に結成され、2000年にシングル「風の子」でメジャーデビューを果たした4人組。

風の子

風の子

彼らの事を知らない人は多いでしょうけど、水曜どうでしょうで使われた「川」と言う曲を知る人は結構いるんじゃないでしょうか。

In the Soupは一時活動休止期間を経て今年で結成20周年を迎えます。
自分はこの楽曲を好きになりその頃ファンになったのですが、そんな彼らが2001年に日比谷野音でライブを行ったのがこの10月6日。
その記念日に行われているワンマンライブ「ジュテーム」が今年も行われる事になりました。
この日は行けそうだったので参加を決意。しかしこの日はベビレの主催する「EMOTIONAL IDOROCK FES.」の初日と被ってしまいました。
両方とも自分にとっては大切なイベント。どちらに行くか悩みましたが、最終的にはIn the Soupの方を選択しました。
ベビレのEIFも大事だけど、こちらも1年に1度の記念日ですからね。こっちに行っておきたいと心が決めてくれました。
ベビレの方はすでにチケットを取って居ましたが、引き取り手が決まったのでそちらに譲ることにしてこちらのチケットを手配。当日を迎えました。

当日は14時近くに仕事を終え、その足で上京。トラブルもあり疲れた体を直通快速で少しだけ休めつつ移動。
東京から中央線に乗り換えて新宿へ。新しい靴がもう1足欲しかったので靴を買いつつ、今晩の宿である区役所前のカプセルホテルにチェックイン。
ホテルでまったりした後、夕飯を食べながら会場へと向かう事にしました。

この日の夕飯に選んだのはゴールデン街にある「すごい煮干しラーメン凪」
昭和の香り漂うゴールデン街、初めて来ましたね。

まったり酒でも飲んだら面白いんでしょうけど一人で飲み屋に入る勇気はないのでまたの機会にw目的のお店に入ります。

店舗の入口は1階なものの店は2階。いきなり狭くて急な階段を上ることになります。

そして店内に入るとこれが狭いw恐らく10席くらいなんですがカウンターに座ると後ろを通れないレベルw
取りあえず券売機にて食券を買って注文。すごい煮干しラーメンを味だけ濃い目で。麺は大盛りでw
しばし待つと出て来たのがこちら。

本当にすごい煮干しですね。個人的には結構好きな感じかも。
店内が狭すぎて体のデカい自分にはしんどかったけど、かなり好みの味だったのでおいしくいただきました♪

お腹も満たされたところで会場であるLOFT方面へ。この道中にも凪の別館があったwここの方が広そうなので今度はここに来ようw
そんなことを思いながら開場時間直前くらいにライブ会場の新宿LOFTに到着しました。

自分の買ったチケットは一般発売の15番だったんで集客を心配してたけど、それなりの人数が集まっていたので安心。
開場を待ち、係員の指示に従って整理番号順に入場します。
会場販売や先行予約の人が入場後、一般発売のうちらが入場。
一般発売の番号はプレイガイド別で重複があったので自分が入った頃には60人目くらいだったかな。
この後にもまだまだ人が居たので結構入りそうでした。

途中の通路には彼らが出演している番組からの花が届いていたり。

入場すると入口にはこんなプレゼントが。

「風の子」の時に飛ばそうと言う演出。面白い(^o^)

男のバンドなのでファンは大半は女性。前の方に陣取ってもアレなんで開演まで後ろの方でまったり。
最初は少なめだった客席も時間が経つに連れてどんどん増えて行き、いい感じにフロアが埋まって来ましたね。

結成20年で40歳をとうに越えている彼らのファン層も共に歳を重ねた感じで、自分よりも年齢層は高め。
その分落ち着いた雰囲気で開演前にドリンクを飲みながら談笑したりゆっくり時間を過ごしていました。

ライブの方は開演時刻の19:30を少し回った所でスタート。会場のテンションも一気に上がります。
今回のセットリストはこんな感じ。ボーカルの中尾さんのブログを参考にしています。

 <セットリスト>

 1.ガラクタ
 2.光った汗を僕は信じてる
 3.夕立ち
 4.青春とは
 5.魚の手紙
 6.青いインクのボールペン
 7.星空の部屋で
 8.僕らのスペース
 9.夜のかけ布団
 10.未完成新曲(月とカサブタ)
 11.ラブソング
 12.テレフォンミー
 13.MOJO
 14.バイブレーション
 15.新しい朝
 16.我を信じて

 17.グリーングリーン
  〜アンコール〜
 en1.川
  〜アンコール〜
 en2.風の子
 en3.東京野球

ダブルアンコールも含め2時間ちょっとのライブ。アンコール部分の曲順はちょっと間違ってるかも?
後半には懐かしい曲も聞けて、彼らと出会った頃の事を思い出しながら楽しませてもらいました。

冒頭のMCではトークが好きなボーカルの中尾さんが「みんな直前までチケットを買ってくれなかったから(見に来てくれるか)心配してたよ。もっと早く買って」と冗談を飛ばすと客席がほっこり。

In the Soupのアンコールのコールは独特で「バッターびびってる!ヘイ!ヘイ!ヘイ!」とコールします。
彼らの楽曲「東京野球」から来てるんでしょうけど、独特で面白い。

当時NHKで放送されていた真剣10代しゃべり場と言う番組のテーマソングだったグリーングリーン

彼らの事を知るきっかけとなった「風の子」

そしてアンコールの件でも触れた「東京野球」を聞くと当時の事を色々思い出して胸が熱くなりました。

2000年頃までは彼らの様なロックバンドがまだまだ活躍していた時代で、自分も10代後半〜20代に突入するまさに「青春時代」で様々な音楽を求めアンテナを張り巡らせていました。
しかし21世紀になるといわゆる「ヒットソング」の対象がロックバンドよりもR&Bヒップホップ系へとシフトしていき、ロックバンドへの風当たりが強くなってしまったように思います。
そんな時代に取り残されたように、当時自分の好きだったロックバンドが一気に淘汰されてしまったのが寂しかったですね。
自分自身もこの頃にハロプロにはまり以後10年以上ハロヲタとなっていくわけですが、その背景にはこうした時代背景も影響していたんですよね。
好きだったバンドは2003年頃に活動休止や解散、メジャーから離れる流れが多かったですもん。

今回見に行ったIn the Soupも丁度その時代に一旦活動休止しメジャーから離れたバンド。
彼らの音楽はとても良かったのに、時代の波に押し流されてしまったのが凄く寂しかったですよね。

あれから10数年。ハロヲタとしての活動がだいぶ落ち着いてきたので、彼らがまだ活動してくれていて、ライブを行うと言う事を知った一昨年。ようやく見に行けた「ジュテーム」
そのライブが凄く良かったので今年も行きたいと思って参加する事にしましたが、やはり彼らの音楽は変わらなかったのがすごく嬉しかったなぁ。
歳を重ねたので年齢的な部分での衰えは正直否めないけど、「音楽」と言う部分では全く色褪せない。
彼らがそんな音楽を続けてくれる限り、またこうしてライブを見に行けたら嬉しいですね。

終演後は物販にて昨年デビュー15周年を記念し行ったツアーの最終公演の模様を収めたDVDを発売するとの事で、買ってきました。

実は入場時にDVDをくれたんですよね。

手作り感満載のこのDVDはこのツアーのドキュメント的なものを作っていたらしいのですが、制作の都合によりお蔵入りになりそうだったもの。
それを編集出来ていた部分を使って今回のライブの特典にしてくれたそうです。嬉しいですね。

そんな彼らの音楽を愛し、ライブを見たいと思い集う人達が作り出す空間はとても心地のいい時間でした。
また来年のこの日も「ジュテーム」をやってくれるなら是非行きたいと思いましたね。

懐かしい音楽に触れられ、楽しい時間を過ごした会場を後にしホテルへ。風呂に入り、洗濯物を片付けながら晩酌。

69時間行われるベビレのEIFの深夜の配信を見て楽しい時間を過ごしつつ、早く起きなきゃいけない翌日に備えて1時過ぎに就寝しました。

こんな感じで、In the Soupのワンマンライブのお話は終了。
今ではすっかりアイドルヲタクとなってしまった自分ですが、たまにこうしてロックバンドのライブに参加する事で若かりし頃持っていたロック好きの魂を復活させています。
これからも色んな音楽に出会っていきたいなぁ。