○○茶の日記帳~わがまま 気のまま 茶のジョーク~

アイドルとロックバンドのライブをこよなく愛する茶のブログです。ライブやイベントのレポートが主体なのでリアルタイム更新は殆どありませんが、緩くお付き合いいただけると幸いです。

アイドルネッサンスの解散についてファンの一人として思うこと

僕とアイドルネッサンスとの出会いは2015年2月1日に渋谷のTSUTAYA O-EASTで行われた「@JAM the Field Vol.7」の時でした。
当時ベイビーレイズJAPANのファンとして参加したライブのオープニングアクトとして登場したのが彼女達でした。
その時は彼女達の事を全然知らなかったのですが、ライブで歌われた「17才」で自分の中で衝撃が走り、熱いものを感じたのを強く覚えています。



ここで彼女達の事を知り興味を持った自分は4月1日に代々木公園で行われた「SMA 40TH FINAL みんなとうた」で登場するなりいきなりユニコーン「PTA〜光のネットワーク〜」を歌った事で一気にファンになりました。

↑動画の曲は違いますがこの時の雰囲気を思い出したくて。
ユニコーン大好きな自分はアイドルがカバーしてくれるのが嬉しいかったのですが、それがよりによってPTAとはねw
他にもいい曲沢山あるのに、どちらかと言えば「ネタ曲」であるPTAを敢えてチョイスするセンスに惹かれたのでした(*^_^*)
ちなみにその時のライブでかわいいなーと思ったのが宮本茉凜ちゃん。その後色々調べて見たらこの子かなりのキモヲタで自分と同じくベビレが大好きな「虎ガール」であるのが判明するのですがw

ファンとなってから彼女達の事を調べてライブにも行くようになり、彼女達のコンセプト「名曲ルネッサンスを知っていきます。
その「名曲ルネッサンス」とは世に出た名曲を自身の歌とダンスでカバーして現代に歌い継ぐと言うモノ。
彼女達がカバーするレパートリーは幅広く、元々好きだった音楽、新しく知る音楽、どれも良いものばかり。
その良さにすっかり魅了され、いつしか「主現場」として推しグループの上位になっていったのでした。

そんな彼女達が活動を開始して4年を前にして遂に決断してしまった「解散」と言う選択。
ファンとしては非常に寂しく残念な気持ちでしかないのですが、様々な情勢の中でグループとしてその選択をしたと言うのは現実。
今は2月24日に行われる彼女達のラストライブを楽しむしかないと心に決めて気持ちを切り替えていこうと考える次第です。

ここで公式サイトに彼女達がお世話になって来たSMAのアイドルネッサンス担当の照井さんからのコメントを紹介します。

アイドルネッサンス担当スタッフ 照井紀臣より

アイドルネッサンスは2018年2月24日をもって解散することになりました。

2014年5月のお披露目ライブから3年8ヶ月、メンバーの頑張り、やる気、情熱、制作スタッフ並びにレーベルスタッフの尽力があったにも関わらず、それらを活かして状況を大きく打開し、ブレイクスルーさせることが出来ませんでした。その結果、アイドルネッサンスのチームは解体することになりました。

最初期からプロジェクトを担当している私としては、メンバー並びに皆様の期待に応えることが出来ず、申し訳ない気持ちで一杯です。

改めまして、多くの作品を世に出し、素敵なステージを数多く踏む事ができたのは、いつも支えてくれた皆様のおかげです。

メンバーの今後は現在、各々模索中ですが、それぞれのメンバーがそれぞれの人生をしっかり歩んで行けるよう、可能な限りのサポートをしていきます。

アイドルネッサンスはSMA初のアイドルグループとして、初めてステージに立った2014年5月以来、お客様に支えられながら、様々な経験をしてきました。

「名曲ルネッサンス」という活動テーマを掲げ、カバー曲のみで活動していくという独自路線でスタートし、「カバーしかやらないの?」「手抜きなんじゃないの?」というネガティブな声もあるなか、アイドルネッサンスの楽曲が徐々に認めてもらうことが出来たのは、メンバーの楽曲に対する情熱と自分のものにして表現しようとする努力、その努力をサポートしてくれた制作スタッフの皆様の尽力、そしてその熱意をしっかり受け止め、熱心に応援してくださったお客様の力があったからこそです。

右も左も分からないまま突入した2014年夏、AKIBAカルチャーズ劇場でのレギュラー公演権を賭けて5組で争った「新人公演〜真夏のシンデレラたち〜」での優勝。最終日に満員の会場を照らした一面の青いサイリウムは未だにメンバー、スタッフともに忘れることが出来ません。

T-Palette Recordsに加入し、初めてCDを全国流通した2015年。TOKYO IDOL FESTIVALのメインステージ争奪ライブで優勝し、初めてメインステージに立ったのもこの年です。皆様に寄せ書きしていただいた旗を持って躍動したあのメインステージ。客席からの皆様の熱い応援に支えられ、素晴らしいステージを経験することが出来ました。その年の秋、リーダーとして頑張ってきた橋本佳奈の卒業という大きな出来事のあと、不安なメンバー6人の再出発を支えてくれたのも皆様の温かい応援によるものです。

2月にLIQUIDROOM、5月にTSUTAYA O-EASTとワンマンライブを重ね、6月に新メンバー2名が加入した2016年。新加入した2人の計り知れないほどの不安、6人の新体制への不安、そんな気持ちを、皆様が吹き飛ばしてくれた「君の知らない物語」のリリースイベントとサマーツアー。しっかり8人のアイドルネッサンスになって迎えたツアー最終日の鮮やかなサイリウム。これも忘れることが出来ない出来事です。初めてバンドをバックに行った11月のZepp DiverCity公演。皆様と一緒に新たな地点に立ったと思える瞬間でした。

デビュー曲「17才」のオリジナルアーティストであるBase Ball Bear小出祐介によるオリジナル曲を発表した2017年。それまで積み重ねた「名曲ルネッサンス」で培った全てを注ぎ込んで作った「交感ノート」「Blue Love Letter」「5センチメンタル」「前髪」の4曲には、3年以上にわたる皆様の熱意、想い、全てが一緒にパッケージされた作品となったと思っています。

オリジナル4曲+名曲ルネッサンス=アイドルネッサンスで臨んだ、2017年夏のTOKYO IDOL FESTIVAL最終日。SMILE GARDENの大トリという大役。活動開始した頃には想像出来なかった、皆様に支えられながら到達した素晴らしい場所。懸命にやり切ったメンバーと、全身全霊で応援してくれた皆様の姿は一生忘れることは出来ません。そして、10月には過去最大規模、ディファ有明でのワンマンライブをメンバーと皆様の尽力によりソールドアウトする事が出来ました。

他にも書ききれないくらい素敵なものを皆様からいただきました。いつでも熱い愛情を持って応援してくださった皆様がいたから、ここまでやってくることが出来ました。

解散に伴いまして、先般発表した小出祐介によるオリジナル作品の発表、2マンシリーズ「バトルネッサンス!!」の開催は行わないことになりました。楽しみにしていただいた皆様には大変申し訳ございませんでした。

皆様と一緒に積み重ねてきた74曲の名曲ルネッサンスとオリジナル4曲は、これからも残っていきます。
そして、新井乃亜南端まいな比嘉奈菜子石野理子宮本茉凜百岡古宵原田珠々華野本ゆめか、卒業メンバーの橋本佳奈と皆様が積み重ねてきたこの3年8ヶ月は消えることはありません。

どちらかというと人見知りで、いわゆる芸能界で生きていくという表立ったストロングさとはちょっと遠い所にいたように見えたメンバーたちが、活動を通して成長し、個性を発揮し、ここまでやりきる事が出来たのは、沢山の愛情と熱意を注いでいただいた皆様のおかげです。本当にありがとうございました。

2月24日に横浜ベイホールで行う最後のライブでは、積み重ねてきたアイドルネッサンスの集大成となるステージを、皆様と一緒に作り上げられるよう、メンバー、スタッフ一同、精いっぱい頑張って参ります。2月24日のステージの最後の瞬間まで温かい応援をいただけますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

このあと、メンバーがブログを公開いたします。あわせてお読みいただければ幸いです。

2018年1月20日 照井紀臣

アイドルネッサンスが解散に至った経緯を「メンバーの頑張り、やる気、情熱、制作スタッフ並びにレーベルスタッフの尽力があったにも関わらず、それらを活かして状況を大きく打開し、ブレイクスルーさせることが出来ませんでした。」と説明する照井さん。
ネット上には様々な意見が飛び交いました。「運営サイドの予算の限界」「メンバーのやる気の限界」「運営のモチベーションの限界」など。
現段階ではまだ彼の文章による説明しか解散の核心に迫る部分は出ていませんし、昨夜アップされたメンバーのブログにも具体的な記述は無かったためそれらはあくまでファンの側の「憶測」の域を出ません。
自分もこれから書く内容についてはあくまで「一ファンとしての憶測」なのでその程度の事だと聞き流してください。


自分が考える「アイドルネッサンス解散」への経緯としては「メンバーのやる気の限界」が大きかったんじゃないかと思います。
最初は中学生が大半だったメンバーも徐々に成長していきます。中学生・高校生となり、学業が忙しくなる中、思う様に活動できなくなって来ているなと昨年辺りから感じておりました。
特に中3が2名・高3が2名とメンバーの半数が「受験」と言う人生の岐路に立たされている今の時期は精神的にも厳しかったのかもしれません。

メンバー個々で違いはあれど、モチベーションが変わって来たのかな?と思う子も居たり。
それはライブや特典会を通じて感じ取る事も多かった。明らかに変わった様に感じたからね。
多感な時期で「反抗期」と言うものもあるのでそれも影響してるのかな?それならば時期が来たら落ち着くものですが。

地方在住のメンバーが高校進学と共に「上京」しなかった事が運営サイドからしたら「誤算」だったのかもしれません。
東京を拠点として活動する以上、平日に身動きが取れないと言うのはかなりの痛手。ライブだけじゃなくレッスンとかもね。
特に絶対的エースの石野理子ちゃんが不在がちなのは相当痛かった。思う様に活動できなかったのが新曲リリース等でのスケジュールの遅れに繋がってたんじゃないかと。あくまで推測ですが。

最初は順調だったアイドルネッサンスも、メンバーが年齢を重ねるごとに思う様に動けなくなって来てか次第に歯車が噛み合わなくなってしまった。
情報がギリギリまで出せない、新曲リリースの遅れなど、今まで順調だった活動が鈍り、後手に回ってしまう事によりファンから不満の声が上がる様になる。
それが「雰囲気の悪化」を呼んでさらにメンバーの負担にもなってしまったんじゃないかな?と思ってもみたり。
不満は陰で運営に伝えたり、打ち上げの場で酒場の隅に捨てて帰るとかすればいいのに、公式Twitterにメンバーに見える形で凸するヲタクもいましたし。
大手のアイドルなんだからファンの戯言なんて気にしないで堂々としてくれてれば良いのですが、変に距離感が近いせいか「ファンの声」をメンバーも気にしてしまいがちで。
ファンの側がもっと前向きに、ポジティブな環境を作り出してあげられたら、その辺は違ったのかなぁと今更ながら無力さを反省しております。

厳しい芸能界。明るく楽しい事ばかりではありません。辛く厳しい「壁」に直面するのもまた現実。
そんな瞬間にもメンバーの「後押し」になれる様な雰囲気を作っていく事がいかに大事かと言うのを改めて考えさせられました。

グループが活動していればその経過で「飽き」「疲弊」「不満」と言ったネガティブ要素が積み重なってくるのが人間の常。
そのネガティブ要素を上手く吹き飛ばして前向きに進めるような灯りを照らし、追い風に変えてあげるのがファンの側として足りなかった事なんじゃないかなと感じております。
ルネヲタの不穏な空気はそのネガティブ要素をさらに蓄積させる様な感じだったもんね。それじゃ辛いし。

今回のアイドルネッサンス解散で他のファンからは「順風満帆だったのに」と言う声も聞こえて来ました。
傍から見たら大きく成長している様に見えていたんだろうし、大手だから「大人の事情」での店じまいと言う事も無くは無いけど考えにくい。
だからこそ自分は照井さんの仰る「打開できなかった状況」と言うのはその精神的な背景なんじゃないかな?と推測したわけです。
サザンの名曲ではないですが「言葉につまるようじゃ 恋は終わりね」ってやつ。切れた気持ちってのはなかなか元に取り繕えるものじゃないですから。
辛い事も乗り越えて突き進んでいこう!と頑張って来たアイドルネッサンス。でもここで何かが切れてしまって「歩みを止める」決断をしてしまったのは寂しいけど、決めてしまったものはもう後戻りはできません。

自分の推測はあくまで「一ファンの主観による考え」なのでこれが合ってるのか?全然的外れなのか?それは誰にもわかりません。
ひょっとしたら最後のライブの時にメンバーや運営から何かコメントがあるのかもしれませんが今現在では正解は分からないですし無理に知ろうとも思いません。
ただ一つ言えるのは「アイドルネッサンスは"解散"という決断をした」。これは曲げられない事実。残念な気持ちで一杯ですが受け入れるしかありません。

色々な思いはあるでしょうし言いたい事も山ほどあるでしょうけど、照井さんやメンバーから「ファンへの感謝の気持ち」が沢山伝えられたのは嬉しい限り。
不器用な性分が災いして散々文句を言われる事もあったアイドルネッサンスの運営ですが、ボク個人としてはとても優秀な人達だったと思うし感謝の気持ちでいっぱいです。
照井さんをはじめ、スタッフの皆様の人柄の良さがアイドルネッサンス現場の温かい雰囲気を作り出していたのは紛れもない事実でしたし、メンバー8人が真っ直ぐに成長出来た事は彼らの努力の賜物。
優しい人だから、最後も一人でしょい込む形になった照井さんの苦悩の表情を想像すると涙が出そう。

今は悲しい気持ちでいっぱいだけど、泣いてばかりはいられません。
彼女達に出会ってから3年余り。楽しかった思い出を振り返りながら、2月24日には涙では無く笑顔で再会出来るよう、気持ちを切り替えていかなければなりません。
アイドルネッサンスのファンとして今までに沢山もらった笑顔の思い出に「ありがとう」と伝えると言う仕事が残っています。
まだ気持ちの切り替えが出来ない人も多いと思いますが、2月24日に横浜ベイホールに集まれるアイドルネッサンスのファンの皆様。会場には行けなくともずっと応援してくれた皆様。
アイドルネッサンスのメンバーの新しい門出を「ありがとう」の気持ちで笑顔で送り出しましょう!

最後はうまくまとまりませんが、アイドルネッサンスが駆け抜けた3年8か月が全て笑顔の思い出になりますように!