2012年から始まったライター・編集者のピロスエ氏が主宰する「アイドル楽曲大賞」。
決められた集計期間にリリースされた楽曲をネットによる投票でポイント付けをし、得票ポイント数の多い楽曲をランキング形式で紹介すると言う年末恒例の企画。
年末に発表すると言うことで集計期間の都合上ノミネート楽曲が2016年全般とはいかず、2015年の年末にリリースされた楽曲がズレて含まれてしまうのが難点ではありますがこれは仕方ないこと。
そのズレも含め「2016年を代表するアイドルソング」を決定するネットイベントとして定着しアイドルファンの間でも評判を呼んでおります。
ここの企画者が元々ハロヲタであり、イベントの母体が「ハロプロ楽曲大賞」であった歴史もありますが、昨今はハロプロ以外のアイドルの世界も大きく展開されまして。
ハロプロしか知らなかった自分も幅広いアイドルの世界を知る様になり、こちらの楽曲大賞の方が楽しみでなりません。*1
2016年も沢山の楽曲がリリースされました。
メジャー・インディーズ等に分類されこの楽曲大賞にノミネートされたのは総勢580組・3509曲もの楽曲。
勿論コレが全てを網羅しているとも言い切れませんが、この数字を見るだけでも全国各地にこれだけたくさんのアイドルグループがあり、楽曲が産まれているのだなと思うと本当にすごい事ですね(^O^)
そんなノミネート作品の中で自分が選んだ楽曲を早速ご紹介しましょう。
まずはメジャーアイドル楽曲部門から。
<メジャーアイドル楽曲部門> 1位 サイレントマジョリティー/欅坂46 3.0ptコメント:彗星の如くデビューした彼女達のセンセーショナルな楽曲はインパクト大。文句なしで今年一番と言っていいのではないでしょうか。 楽曲大賞にコメントした通り、2016年のアイドル業界において一番注目を集めたのは間違いなく彼女達。 「坂道シリーズ」の第2弾としてセンセーショナルなデビューを飾り、メジャーから地下までドルヲタなら知らない人は居ないでしょう。 今年のフェスやイベントでも大活躍。アイドルグループの中では一番の集客が出来るグループなんじゃないでしょうか。 2位 閃光Believer/ベイビーレイズJAPAN 2.5pt
- アーティスト: 欅坂46
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレーベルズ
- 発売日: 2016/04/06
- メディア: CD
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コメント:自分の1推しグループからの選曲。喜怒哀楽、色々なシーンのあった彼女達の未来を照らしたくなるような一曲。これからも光り輝いて欲しいと言う願いを込めて。 「イエッタイガー!」をきっかけに注目を集めることになったベイビーレイズJAPAN。 その結果、いい事も悪い事も色々ありました。喜怒哀楽に忙しかった1年だったと思います。 色々あったけどそれも全ていい思い出に変えられる、そんな来年を迎えて欲しい。 音楽的には自分のツボであることは変わりません。今年も一推しのグループですね。 3位 また明日/がんばれ! Victory 2.0pt
- アーティスト: ベイビーレイズJAPAN
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2016/05/25
- メディア: CD
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コメント:今年遂にアルバムを発売したがんビクの中で好きな一曲。別れは辛いが「また明日会える」と言う願いを込められた優しい気持ちになれる一曲です。 「絶対生音主義!!」を掲げ活動する佐賀県唐津市出身のバンドル・がんばれ!Victory。 デビュー当時から注目していましたが今年遂にアルバムを発売。その中でお気に入りの楽曲をセレクトしました。 バンドの実力としては結構いいものを持ってるので、ロック好きなドルヲタとしては是非一度生で見て頂きたい、おススメのグループです。 4位 ぜんぜん/寺嶋由芙 1.5pt
- アーティスト: がんばれ!Victory
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2016/03/16
- メディア: CD
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コメント:今年は各地のフェスで大活躍のゆっふぃ〜。特に「淡路島の女王」となったのはいい思い出です。独特の「パンケーキMIX」が楽しい。ライブではゆふぃすとさんの優しさ溢れる雰囲気が大好きです。 楽曲としては2014年にリリースされた彼女のソロデビューシングル「#ゆーふらいと」に収録の楽曲なので今年のリリースではないのかもしれませんが、今年リリースのアルバム「わたしになる」に収録されており投票出来たので投票してみました。 自分も参加した「淡路島ガールズ・ポップ・ショー」で「淡路島の女王」と呼ばれるほどの大活躍を見せてくれた彼女に敬意を表し、パンケーキMIXが楽しいこの楽曲を投票させてもらいました。 5位 白米様/乃木坂46 1.0pt
- アーティスト: 寺嶋由芙
- 出版社/メーカー: テイチクエンタテインメント
- 発売日: 2016/09/21
- メディア: CD
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コメント:「推しメンコールが出来る」と言う凄く個人的な理由での投票ですがこう言うコミカルな楽曲が大好きなので初めて聞いた時からどハマりしました(笑)。楽曲大賞集計期間中の乃木坂46の楽曲の中で一番好きだったりします(笑)。 乃木坂46の15枚目のシングル「裸足でSummer」。 斎藤飛鳥さんがセンターと言う事で注目を集めましたが、個人的にはこちらの楽曲の方がツボにはまりましたw 夏のライブに参加した時のコールがめっちゃ楽しくて楽しくてw 乃木坂だとらんぜ推しな自分。やはり自分の推しメンがフィーチャーされる楽曲が気に入ってしまうのは仕方ないかと。
- アーティスト: 乃木坂46
- 出版社/メーカー: SMR
- 発売日: 2016/07/27
- メディア: CD
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とここまでメジャーアイドル楽曲部門の投票結果をご紹介しました。
正直、こちらの方は投票したい楽曲が少なかったと思った自分はすっかりアンダーな世界に浸かってますねw
続きまして、インディーズ/地方アイドル部門の投票結果を。
<インディーズ/地方アイドル楽曲部門> 1位 君の知らない物語/アイドルネッサンス 3.0ptコメント:アイドルネッサンスを"インディーズ"で投票するのは不思議な感じもしますがまだそんな立場なんですよね(笑)。 新メンバーを加えパワーアップした彼女達が心を込めて歌う名曲。正直、原曲は知らなかったんですが凄く感情移入出来て大好きになりました。 こう言う力を持ってるのが彼女達の最大の魅力だと思います。 今年、新たに2人のメンバーを加え、各方面での活躍が目覚ましかったアイドルネッサンス。 ソニーミュージック所属でメジャーじゃん!お思いきやレーベルはTパレなのでインディーズに分類されるんですね。 メジャーではない方で投票するのはすごく不思議な感じですが、彼女達の歌の持つ力を素直に評価しての1位です。 今年6月に加わった新メンバーの活躍も素晴らしく、まだまだ上を目指し頑張って欲しいと願うグループです。 楽曲は2009年にsupercellがリリースした同タイトルのカバー。自分は知らなかったのですが、こうして聞いてみるといい曲ですね。 知らない音楽を知るきっかけをくれるのがアイドルネッサンスの最大の魅力。これからも沢山の出会いを期待しています。 2位 氣X團/C-Style 2.5pt コメント:自分の(ほぼ)地元木更津発の唯一無二のヤンキーアイドル。見た目はいかついが楽曲はしっかり作られていて熱い思いが伝わってきます。 今年は念願の愛踊祭2016の決勝大会出場を果たし注目を集めました。アルバムは全ていい曲なのですが地元の大先輩へのリスペクトが目一杯込められた珠玉のバラードに仕上がっています。 もっと多くの人に彼女達の存在を知ってほしい。 房総・木更津発のヤンキーアイドル。自分のほぼ地元と言う事もあって密かに応援しておりました。 ヤンキーと言うコンセプトから独特の雰囲気を放ち近寄りがたい雰囲気もありますが「ホントは良い人」と言うのが15秒でバレるアイドル性を持つ彼女達。 現状はまだ地下としての活動ですが、愛踊祭2016の関東Aエリア代表として決勝大会の舞台に立ったり、海外進出を果たしたりと、 新体制を迎え大きく成長した1年だったと思います。 楽曲はしっかり作りこまれていて、とにかく「カッコいい」彼女達のパフォーマンスをもっと多くの人に見てもらいたいと願ってやみません。 来年はさらなる活躍を期待します。 3位 ONLY PLACE WE CAN CRY/絶叫する60度 with 6% is MINE 2.0pt
- アーティスト: アイドルネッサンス
- 出版社/メーカー: T-Palette Records
- 発売日: 2016/07/26
- メディア: CD
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コメント:結成以来年間200本ペースでライブをこなす彼女達がデビューシングルとして発売した気合いの入った一曲。 独特のルックスと熱いロックに一気に惹かれました。 熱いけど頭を使って許される範囲で最大限に楽しむえっふーさんの作り出すライブの雰囲気も大好き。 もっと注目を集めて欲しいグループです。 2014年の年末のイベントで初めて見て衝撃を受けて以来気になっているグループ。 アイドルと言う枠にくくられていますが泥臭いロックに一気に共感。ライブにも足を運びました。 ここは通称「えっふー」と呼ばれるファンの皆様の作り出す雰囲気もいい。 基本好き勝手暴れている様に見えても節度がありバランスが取れていて、守るべきものはしっかり守っている印象。 「清く正しくバカになれ」と全力で楽しむ箱の雰囲気がとても気に入っています。 4位 ツイテール/生ハムと焼うどん 1.5pt コメント:今年初めてライブを見て以来はまった「常識を覆す」二人組。ふざけている様でしっかりとした実力に裏付けられたパフォーマンスと綿密に作りこまれた演出がクセになります。 東京ドームシティホールでのライブも成功し波に乗る彼女達から目が離せません。 今年は東京ドームシティホールでのワンマンライブも成功させた「常識を覆す」二人組ユニット。 歌って踊る楽曲だけでなく「寸劇」を挟むライブは独特の面白さからファンを拡大。 来年はいよいよ大きな舞台に立つのか?期待しかないですよね(^◇^) 5位 ソニックファイター/GALETTe 1.0ptONLY PLACE WE CAN CRY e.p. 【初回限定盤】
- アーティスト: 絶叫する60度 with 6% is MINE
- 出版社/メーカー: Screaming Sixties
- 発売日: 2015/12/23
- メディア: CD
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コメント:惜しまれつつも大人の事情で解散となってしまった彼女達。ラストシングルとなってしまったこちらですが GALETTerさん達の熱い思いが込められた声援を思い出すと胸が熱くなります。 解散に至った経緯を思うとやるせない気持ちですが悔やんでも仕方ないのでそれぞれの道を歩む4人の 今後に幸あれ!と願うばかりです。 ディスコサウンドを基調としハイレベルな歌とダンスで魅せてくれた九州発のアイドルグループ。 「所属会社のアイドル事業撤退」と言う不可抗力により何ともやるせない形での解散となってしまったのが惜しまれるグループでした。 元メンバーには既に別のグループへの移籍が決まった子もおり、個々のスキルとしては相当高いものを持っていたので、 それぞれのメンバーに明るい未来が訪れる事を願ってやみません。
- アーティスト: GALETTe
- 出版社/メーカー: ARUARU RECORDS
- 発売日: 2016/06/21
- メディア: CD
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インディーズ/地方アイドル部門への投票結果はこんな感じ。こちらの方が色々思い入れのある楽曲が多いですねw
続いてアルバム部門の投票結果。
アルバム部門 1位『アワー・ソングス』/アイドルネッサンス 3.0ptコメント:珠玉の名曲を多数抱えるSMAの音楽の力を最大限に詰め込んだ彼女達の1stアルバム。 楽曲にハズレがあるわけがありません。なんやかんやで今年一番聞きましたね。 アイドル業界に蔓延る複数買い推奨商法は行わなかったので発売枚数は伸びませんでしたが これからも音楽を大事にする売り方で大きくなってほしいものです。 2位 『ニッポンChu!Chu!Chu!』/ベイビーレイズJAPAN 2.0
- アーティスト: アイドルネッサンス
- 出版社/メーカー: T-Palette Records
- 発売日: 2016/03/22
- メディア: CD
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コメント:満を持して発売された彼女達の2ndアルバム。今回もロック色の強い制作者が並びいい曲が揃っています。 気が付くと中堅どころになりつつある彼女達。しかし大きな目標までまだまだやることは沢山あります。 これからも大きくなってほしいものです。 3位『第二次うさぎ大戦』/デスラビッツ 1.0pt
- アーティスト: ベイビーレイズJAPAN
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2016/09/21
- メディア: CD
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コメント:かわいい女の子たちとおじさんと言う不思議なキャラクターが楽しい彼女達。 でも楽曲は意外としっかり作られていて、聞いていて楽しくなります。 ライブでは茶番も含め色々楽しませてくれました。気が付いたらグループ名変わってたりと相変わらずの 彼女達ですが来年もさらに大きく羽ばたいて欲しいと言う願いを込めて。
- アーティスト: デスラビッツ
- 出版社/メーカー: G-angle Records
- 発売日: 2016/06/01
- メディア: CD
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アルバム部門では実はC-Styleの『仏恥義理喝斗毘道〜ぶっちぎりかっとびロード〜』を推したかったのですが、こちらはライブ会場限定販売なのでアイドル楽曲大賞にはノミネートされていなかったんですよね…。
なので、それ以外に今年聞き込んだ作品を3枚チョイスしましたとさ。
推し箱部門 ベイビーレイズJAPAN コメント:喜怒哀楽、色々あったけど今年一番応援したくなったグループ。 ひょんなことから注目を集めつつもアイドル業界の問題にぶち当たり悩み苦しんだりと苦悩も多かった彼女達。それが「見つかる」と言う現実でしょう。 69時間にも及ぶ主催のEMORIONAL IDOROCK FES.は親交のあるアーティストと熱いライブを展開し最高の思い出となりました。 再度掲げた大きな目標を叶えられるよう、これからも頑張って欲しいものです。 KSDDな自分は今年も色々な現場に足を運び沢山のアイドルを見て来ました。 でも1年を通して一番熱くなれたのはやはりベビレだった様に思えます。 喜怒哀楽、本当に色んな事がありました。でもそれも全てをいい思い出と笑い飛ばせるよう、さらなる活躍を願います!
こんなところでしょうか。
2016年も激動の一年となったアイドル業界。
数日を残した今も様々な発表があり激動は止まりませんが、来年も沢山のアイドルグループが活躍し、沢山の楽しい思い出を作り多くの笑顔に出会える1年になれたら、一人のアイドルファンとして幸せに感じます。
そんな2017年になる事を、心から願ってやみません。