3現場回しの最後に選んだのはロックバンド・オセロケッツのワンマンライブ。
今年でデビュー20周年を迎える彼らはメジャーデビューの頃の楽曲が好きになって学生時代聞いていたバンド。
時代の波には逆らえずに2004年に活動休止し休業期間が長かった彼らですが、デビュー20周年を記念しライブを行うと言う事で参加を決意。
活動全盛期に見られなかった彼らのライブをおよそ20年の時を経て体験できることに喜びを感じつつチケットを手配。当日を迎えたのでした。
オセロケッツの20周年ライブの会場は渋谷のTSUTAYA O-WEST。全盛期にスマッシュヒットを飛ばしたメジャーバンドとは言え、そこそこの箱。
活動休止期間の長い老舗バンド。久々のライブにどれくらい人が集まるのだろう?と期待と不安の半々で会場へと向かいました。
大崎ブライトコアを出たのがもう開場時間過ぎていたので渋谷の会場に到着したのはもう開演の10分前。
前売りチケットの入場は終わってました。
O-WEST、そこそこ広い箱だけど前の方の人がゆったり場所を取ってしまうと後ろの方は意外と場所が無くなるので早めに入りたかったのですがやむなし。
関係者っぽい人たちと同じタイミングで一般の客席へ入場。すると思っていたよりは埋まっていて驚きました( ゚Д゚)
上手側に物販スペース、その後方に一段高いファミリーエリアを設けつつ、前後の人の間隔を詰め過ぎず開け過ぎず適度な空間の使い方。
ライブ中にMCでリーダーが「ちょうどええ埋まり具合やな」と言っていた様に本当にピッタリの箱って感じでしたね。
客席の年齢層も彼らと共に20年の歳を重ねた淑女が集まりまさに「同窓会」と言った雰囲気。
落ち着いた空気が流れる中、定刻通りに客電が消灯しライブが始まったのでした。
<ライブのハイライト> 彼らの楽曲はすべてを知ってるわけではなく全盛期の曲しか知らないのでセットリストの大半は分からない曲だったのですが、2曲目に「恋愛」がかかると 学生時代の思い出がよみがえって来てとても懐かしい気持ちになれました。その時代に特にいい思い出があったってわけじゃないんですけどねw vo.の森山公一さんはミュージシャンとして今も活躍しているものの他のメンバーは隠居状態でそれぞれの職業に就いている中年バンド。 「曲をどんどんやりたいけど、みんな歳とって疲れるからね。ゆっくりやりましょう♪」と語るリーダーでベースの中井さんの進行のもと、 休み休みまったりとした彼らのペースでライブが進行していきます。 「○曲連続で熱く盛り上がる」と言うよりは3曲くらいでMCを挟み休み休みやっていくマイペースなオセロケッツのライブ。 メンバーも40代後半、ファンもそれなりに年齢を重ねた大人な感じのライブではちょうどいいペースでしたね。 MCは森山さんと中井さんの掛け合いが中心。関西出身の二人の掛け合いはとても面白く、客席も楽しんでいましたね。 特にリーダー中井さんはライブが出来る事が心から嬉しいようで終始笑顔。森山さんもそんな中井さんをからかいつつも楽しそうでした。 今回のライブの開演が16:00からにしたのは地方から見に来てくれた人にも帰りやすいように優しさを込めて設定したとの事。 第一に広島で家業の電気屋さんの後継ぎとなったギターの丸山さんが地元に帰らなきゃならなかったでしょうしねw バンドとしての活動は休止状態でリーダーの中井さんも社会人として雇われの身。「雇われ店長、休み取るの大変なんすよ」と語りつつも リフレッシュ休暇で今回のライブに挑んだと言う彼は本当にいい笑顔。お店のバイトの子を誘ったと言う中井さん、終盤のMCで 「店長、頑張ってるぞ!」と語る時の笑顔が最高に楽しそうだったなぁ(*^_^*) ライブの中盤ではまさかの新曲「ハビダブル」を挟みつつ、後半戦では往年の名曲「ミリオンボーイ」がかかると客席も大盛り上がり。 からの「ヘアチェッカー」の流れはとても熱かったなぁ。自分の知ってる曲がかかるとやはりテンション上がりますよね。 オセロケッツと言うバンド。自分的に知ってる曲はそんなに多くはありませんが、彼らの事を知った頃のスマッシュヒットの楽曲は大好きで今も覚えてる曲ばかり。 そんな往年の名曲を約20年の年月を経て、大人になった今初めてライブで聴けた喜びがこみ上げ、目頭が熱くなりました。 多くのバンドが活躍していた90年代後半。ロックにはまって沢山のバンドを好きになり楽曲を追いかけた10代後半。 まだ若かったのでライブに足を運び音楽を聞くと言う事はなかなか出来なかったあの時代。 自分がバイトを始めて余裕が出て、更には社会人になる頃には時代の波に飲まれて当時追っていたバンドは次々に解散・活動休止になっていった寂しい21世紀の初頭。 青春時代に好きだった音楽で今も現役で活動しているバンドはほんの一握り。自分が大人になった今、当時の音楽を生で聞ける事はなかなか出来ないのでうれしく思いますよね。 緩やかに進行していったライブはアンコールへ。アンコールに応えて出て来た彼らが歌ったのは「アンサーソン」。彼らの気持ちがこもってましたね。 ダブルアンコールも起きてこれが最後だと歌われたのが「マフユ」。人間の輪廻転生を歌った様なこの曲は自分が一番好きな曲。 先ほども語った様に20年近くの時を経てようやく聞けた彼らの生の「マフユ」は本当に心に沁みました。 MCで何度も「今日は楽しかった!またやりたいっすね!」と嬉しそうに語る面々。新曲を作るモチベーションも高まってるみたいだし、とても前向きな話が聞けて嬉しかった。 それぞれの人生、生活があるのでバンドを本業としてやるのは難しいかもしれないけど、こうしてたまにライブをやってくれれば沢山の人が集まってくれる。 すぐにとは言わないけど、5年後・10年後にまた集まってライブをやってくれれば「同窓会」の様にファンが集まって楽しい空間が作れるでしょうから、 彼らのペースで活動を続けてもらえたらファン冥利に尽きると改めて感じながら、2時間のライブを心から楽しみました♪
結成20周年とは言え、2004年に活動を休止して、20年のうち半分以上は活動していなかったロックバンド。
そんな彼らの久々のライブに、決して小さくないO-WESTをいい感じで埋めるほどに人が集まる。
これから売り出しのバンド、もしくはアイドルでもこの箱を埋めるのはなかなか難しいこのご時世、凄い事じゃないですか?
久々のライブでこれだけの人が集まる、愛溢れる空間。次のライブがいつになるか分からないけど、この素敵なライブがまた見られる日を心待ちにしたいなと改めて思いました。
3本目の現場にしてとても充実したライブが見られて大満足。特に十数年来の願いが叶ったと言えば思い出もひとしお。
しかしながら午前中からほぼ立ちっ放しで夕方まで過ごした結果、足の披露が限界に…(;・∀・)
遅くならない様に帰るべく渋谷駅へ。横須賀線直通快速で帰りたいと思っていたところですがこの時間の君津快速は東京始発。
取りあえず東京方面へと向かうべく地下鉄へ。夕飯は何となくラーメンの気分だったので銀座線に乗り換えて新橋辺りに出ればよかったのですが半蔵門線が座れたのでまったり。
東京駅に近い大手町辺りで飯屋を探して夕飯を食べてから帰ろうと思って大手町へ向かいますが…。ここで大きな誤算が。
よく考えたら今日って日曜日だったんですよね。大手町はビジネス街。と言う事は日曜は大半の店がやってないorz
あらかじめ調べて見つけた候補のラーメン屋さんも軒並み定休日。と言うかレストラン街が入っているオフィスビル自体がやって無かったり(>_<)
結局、丸の内方面へ歩いて戻って丸ビルのレストラン街にある博多麺房 赤のれんへ。
ここまで歩くんだったら銀座線→丸ノ内線乗り換えで東京駅に向かえばよかった(>_<) 大手町まで行った意味ねぇorz
求めていたものとは違いますが取りあえずはラーメンにありつけそうなのでとんこつラーメンをいただきます。
替え玉もして満足。お腹も満たされたところで帰路へ。成城石井で酒とつまみ買って帰りの電車でまったり飲みながら帰宅しましたとさ。
と言うわけで長くなりましたが久々の3本回しは立ちっ放しで疲れたけどなんやかんやで楽しい一日を過ごせました。
それぞれの現場でいい所、そうでもない所、色々見えたけど、どうせ行くなら笑顔溢れる楽しい現場がいいなぁって改めて感じました♪
出演者・ファン共に"音楽"を大事にし、その結果笑顔になれる現場がライブとして一番幸せで楽しい現場ですからね(*^_^*)
そう言ったいい雰囲気を持った現場を選んで足を運ぶようにしたいなぁと思ったのでした。