3月14日のダイヤ改正で北陸新幹線が金沢まで開業になります。
めでたいことと同時に、併走する在来線が第3セクターに移管されたり、日本海側を走る特急列車が廃止になったりします。
これらを乗り収めしつつ、北陸新幹線に乗ってみたいなーと思い、色々考えておりました。
そしてそのまま翌14日に和歌山であるJuice=Juiceのライブへのルートを考えた結果、何とか繋がることが分かりましたw
考えた行程はこんな感じ。
3/13
君津5:54→(さざなみ2号)→東京6:58/7:24→(新幹線あさま505号)→長野8:48
長野9:24→(信越本線)→二本木10:23/10:44→(妙高4号)→黒姫11:10/11:11→(信越本線)→脇野田11:53
脇野田12:42→(信越本線)→直江津12:58/13:02→(はくたか11号)→越後湯沢13:54
越後湯沢15:32→(Maxとき号)→長岡15:56/16:11→(北越8号)→富山18:19〜富山泊〜
3/14
富山6:12→(つるぎ701号)→金沢6:35/6:48→(しらさぎ54号)→芦原温泉7:27
芦原温泉7:30→(北陸本線)→福井7:48/8:05→(北陸本線)→敦賀8:56
敦賀9:23→(湖西線新快速)→大阪11:28/11:35→(関空快速)→りんくうタウン12:45
りんくうタウン12:48→(南海線)→泉佐野12:48/12:49→(南海線)→和歌山大学前13:12
はい、完全に葬式鉄ですねw
でも、これで最後のチャンスとなる列車、最初となる列車、どちらも乗ってみたかったので、楽しみにしていました。
と言うわけで旅のお話へと参ります。
旅のスタートは内房線の特急さざなみ2号から。
本来は始発の君津から乗る予定だったんですが、急遽の変更で木更津からの乗車。
せっかくなのでグリーン車を手配して乗ってみました。
さすがに誰もいなかったw
ここから先の旅は自分とは縁のない地域での葬式鉄なんですがこのさざなみ号は思い入れのある列車でして。
地元を走ってる列車ですから、東京で遊んだ後、よく乗って帰ったんですよね。
夜の列車でどうしても指定席を確保して座りたい時はグリーン車で帰ったこともあった。
これが今回のダイヤ改正から君津〜館山間が打ち切りとなり、さらには全部の列車が自由席になります。*1
なので、グリーン車に乗る事もなくなると思い、ちょっと奮発してグリーン車に乗ってみました。
結局、途中駅から4人ほど乗ってましたけどね。
特急さざなみ号は定刻どおりに東京駅に到着。
ここからは長野新幹線あさま505号にて長野へと向かいます。
こちらもダイヤ改正で北陸まで伸びるので、だいぶ変わりますよね。
長野新幹線は出張のサラリーマンとスキー客でそこそこ混んでたなぁ。
ちなみに、ブリカツくんことE7系は初乗車でしたw
長野新幹線も定刻どおり長野駅に到着。
既に看板はリニューアルの準備がされていましたね。明日からはここが終点じゃなくなるのか。
さて、ここからが葬式鉄のスタートです。
まずは長野9:24発の信越本線直江津行きに乗車します。
発車まで時間があるので、ホームにある立ち食いそばで朝ごはん。
お腹いっぱいになったところで、到着した列車に乗り込みました。
列車は同じような考えの葬式鉄ヲタと純粋な旅行客、地元の方でごった返していましたね。
信越線のこの区間は単線なので対向列車の遅れによりこちらも遅れました。
途中の妙高高原駅。すごい雪だったなぁ。
その先、関山駅で臨時列車と行き違いですが、これまた遅れているとの事で停車となったため、ホームに出て撮影タイム。
鉄ヲタだけでなく、一般客も普通に写真撮ってましたね。
到着した臨時列車は「ありがとう信越本線」号。
湘南色6両でしたね。
全車指定席の快速列車としての運転だったようで、指定席は売り切れたようでしたが、実際見てみるとほとんど人は乗ってない…。
その先乗り合わせた人が話してたのによると、マニアが買い占めて実際には乗らなかったよう。
たまたま空いてた区間だったのかもしれませんが、他にも乗りたい人が居たかもしれないのに、乗るつもりのない列車の指定席を買い占めるのはどうかと思いますけどね。
せっかく臨時列車を仕立てて運行しても、実際乗ってる人数がまばらじゃあ、はっきり言って無駄ですよね。
そんな臨時列車運転の影響もあって遅れてた信越本線は7分ほど遅れて二本木駅に到着しました。
ここはスイッチバックを行っている事でその筋の人には有名な駅。
駅の窓口でスイッチバックの様子が紹介されていましたね。
以前列車に乗って体験したことはありますが、スイッチバックしていく様子を見たことが無かったので、せっかくだから下車してみてみることにします。
乗ってきた列車は遅れていたので、すぐさま発車していきました。
次に乗る列車まで少し時間があるので、駅の様子を見て回ったり、
一旦駅の外に出てみたり、
記念に入場券を買ってみたりしました。
スイッチバック見物を終え、次に来た列車で二本木を後にします。
乗り込んだのは長野行き妙高4号。これで少し戻ります。
さすがに混んでたなー。指定席も満席だったしね。
少しの間なのでデッキで我慢。黒姫まで行っても大丈夫そうだったけど、列車遅れてるし、妙高高原で下車しました。
標高の高い駅。来た時も見たけど、さすがに雪が多かったですねぇ。
ここからは再び直江津行きに乗車。次の目的地、脇野田駅へと向かいます。
脇野田駅は小さな駅だったのですが、北陸新幹線の開業により明日からは「上越妙高」駅として生まれ変わります。
「脇野田」駅としての営業は最後になるということで、自分と同じように見物してる人が多かったですね。
列車を降りると次の列車まで小一時間あるので、せっかくだから駅を見て回ることにします。
新旧の表示が混在しています。
新しい駅舎はとてもおしゃれな造りになってますね。
上杉謙信の銅像。
展望スペースからの風景。天気がよければ最高でしょうね。
旧脇野田駅のホーム。新幹線開業のために在来線の位置自体が少しだけ移動しました。
こんなところかな。
何か見所あるのかなーと思っていましたが、元々は何にも無かった田舎の小さな駅。
北陸新幹線の開業により大きな駅になりますが、開業前は準備中でまだ何も無かったw
ここで昼食タイムだったので何か探してみますが、本当に何も無いw
事前に調べて見つけたから揚げ屋さんに行ってみるも、この日は15:00からの営業だとかorz
他にはセブンイレブンくらいしかないので、昼飯は断念してさっさと駅へ戻り、次の列車を待つことに。
窓口が延々並んでたので諦めかけてたけど、ようやく空いたのでせっかくだから記念に入場券を購入しました。
脇野田からは三度目の直江津行きに乗車し、今度こそ終点の直江津へw
ここからははくたか11号に乗り換えます。
北越急行経由のはくたかも、北陸新幹線開業により廃止になるため、今日が最後の運転。
カメラマンが多く集まっていましたね。
自分は乗り継ぎ時間が短いんでさっさと乗車し越後湯沢を目指します。
車内では「今までありがとうございました」というアナウンスと共に「沿線の皆様が手を振って見送ってくれます」という案内が。
信越線の犀潟駅と
北越急行のくびき駅にて
それぞれ沿線の皆様が手を振ってくださっていました。
列車もこの2駅は止まらないものの減速運転してましたね。
粋な計らいに心がほっこりしましたよ。
そして、越後湯沢到着前に車掌が記念乗車証を配っていたので、受け取りました。
「今までありがとうございました」と言う感謝の気持ちがたくさん込められていましたね。
こういうサービスはいいよなぁ。
はくたか号はこれで3度目の乗車であまり縁は無かったんですが、こちらからも「今までありがとう」と言いたいですね。
さて、列車は定刻どおり越後湯沢駅に到着しました。
越後湯沢駅に来ると言う意味では今日でお別れとなるこの車両にたくさんの人がお別れを告げていましたね。
乗り換え通路にはこれまた沿線住民の方からのメッセージが。
改めて、地元の皆様に愛されていたんだなーと実感しましたね。
別れは寂しいけど、これもまた新たなスタート。
さてここで時間があるので、せっかくだからガーラ湯沢駅に行ってみることにw
スキー場間の無料送迎バスもあったのですが、せっかくだから新幹線に乗ってみますw
ガーラ湯沢駅に行ったことに特に意味はありませんw久々に行ってみたかっただけですw
新幹線では約5分ほどでガーラ湯沢駅に到着します。
せっかくなのでここで翌日使う青春18きっぷを買おうと思っていたのですが…。
残念ながら窓口が営業時間外でしたorz
まぁ、スキーに行く人と帰る人しか使わないからね。やむなし。
ここにいても仕方ないので越後湯沢に戻りたいのですが、新幹線は40分後。
バスを待ってるなら歩いた方が早いかな?と思い、歩いて戻ることにしました。
道中の雪の量はさすが雪国といった感じでしたね。
400cmくらい積もってたんでしょうねw
ガーラ湯沢から越後湯沢駅まで20分以上かかったかなぁ?
バスなら4分。結果的にバスの方が早かったんだけどね。まぁやむなし。
ようやく戻って来ました。せっかくなので駅の中にある「ぽんしゅ館」内の温浴施設でひとっ風呂浴びてきました。
ここの温泉は日本酒を混ぜてあるので、長湯はできません。のぼせると言うよりも酒が回りますw
時間なくなったのでサクッと済ませましたが、それでも温まりましたね。いい湯でした。
体が温まったので安田牛乳のアイスと酒饅頭を買い、次の目的地、長岡へと移動します。
長岡駅で時間を取りたかったので、予定を早めてすぐの新幹線に飛び乗りました。
新幹線の車内で先ほど買ったアイスを食べつつ、
長岡駅に到着。
ここで青春18きっぷを購入しつつ、駅前のヨーカドーで夜飲む酒を購入。
帰り際にイタリアンのお店を見つけたので、思わず買っちゃいました。
新潟で「みかづき」さんのイタリアンは食べたことがありましたが、「フレンド」さんのは初めてでしたね。
長岡だとこちらになるらしいです。
食料の確保も終わったので駅に戻り次の列車を待ちます。
ホームで待っていると先ほどの臨時列車が入ってきました。
やっぱりガラガラだったなぁ。
長岡駅ではこれまた別れを惜しむようなこんな表示を見つけつつ、
次に乗り込むのは、今回の葬式鉄旅行、最後の列車、北越8号。
こちらも北陸新幹線の開業で廃止になる列車ですね。
はくたかよりも北越の方が乗った回数は多いかな?
それでも数回ですが、無くなるのはやはり寂しいですね。
列車は定刻どおりに長岡駅を出発。車内で先ほど買ったイタリアンを食べます。
カレーイタリアン。なかなか面白い味でしたw
北越号に揺られること約2時間、列車は定刻どおり富山駅に到着しました。
富山駅のホームが通勤客と鉄ヲタでかなりの混雑だったので写真は撮れず。
北陸新幹線に期待を寄せる地元の方々の熱いメッセージを見つつ、
疲れも出たので早めにホテルに移動することにします。
ホテルにチェックインし荷物を預け、夕食へ。
何度か来たことありますが富山に来たら食べたくなるのが「富山ブラック」ラーメン。
大喜さんの駅前店へと向かいます。
こちらで大ラーメンと小ライスをいただきました。
本店に比べてこちらの方がマイルドと言うか、しょっぱさが無くて、他県民には食べやすい味ですね。
おいしくいただきました♪
その後はホテルに戻り洗濯物をしつつ、風呂に入ってまったり。
翌日も早朝からの移動があるので早めに就寝しましたとさ。
と言うわけで、長くなりましたが、葬式鉄旅行のお話でした。
時代の流れとはいえ、長く続いていたものが無くなるのはやはり寂しいものですよね。
地元民じゃなくても、感じるものはありました。
わざわざお邪魔するのも悪いですが、見に行って良かったなーと思いましたね。
さぁ、翌日はいよいよ開業する北陸新幹線にも乗ります。
こちらも楽しみだー!