○○茶の日記帳~わがまま 気のまま 茶のジョーク~

アイドルとロックバンドのライブをこよなく愛する茶のブログです。ライブやイベントのレポートが主体なのでリアルタイム更新は殆どありませんが、緩くお付き合いいただけると幸いです。

熱海〜黒磯267.9km グリーン車乗り通しの旅

昨年3月に開通した上野〜東京ライン。これにより東北線高崎線東海道線の列車が直通運転を行うようになりました。
すると端から端までを走行する長距離列車も誕生したわけで。
そんな長距離普通列車に乗り通してみた、なんて鉄ヲタのブログを見たら「面白そうだな」と思い、自分もやってみる事にしましたw

こんな端から端まで走り通すロングラン列車は基本的に朝夕の通勤時間帯にしかないのですが、お昼の時間帯にも1本ありまして。
今回狙ってみたのは熱海発、東海道線上野東京ライン宇都宮線直通の普通列車黒磯行き1586E。
この列車は熱海を11:32に発車し東海道線東北線を経由し黒磯には16:18に到着。
267.9km4時間46分かけて走ると言う今となっては珍しい長距離普通列車なのです。

この列車のもう一つ珍しいのは、グリーン車つきの編成で黒磯駅まで乗り入れると言う点。
今の宇都宮線は上野から来た列車はほとんどが宇都宮止まりでその先は乗り換えとなっているので、直通列車は少ない。
しかもそれが東海道線からのロングランとなると本当に珍しいんですよね。

JR東日本の首都圏を走る普通列車グリーン車は51kmを超えるとどこまで乗ってもグリーン券の値段は変わりません。(平日980円、休日780円)
ならばなるべく長く乗った方が元が取れる、となるのが鉄ヲタらしい発想w
今回はそれを実現すべく列車の始発駅である熱海へと向かったのでした。

川崎の宿を9時前に出て、まずは東海道線の下り列車へ。
快速アクティー熱海行きまでだいぶ時間があったので平塚行き・小田原行きを乗り継ぎ小田原から快速アクティーへ乗車。
それまでの東海道線は平日の朝と言う事もありサラリーマンの姿が多かったのですが小田原から先になるともう観光っぽい人しかいなくなりw
平日とは言え、そこそこの混雑のまま10:50頃に熱海へと到着しました。
熱海駅は周辺のホテルへ宿泊していた宿泊客とこれから向かう観光客が入り乱れて結構な混雑でしたね。
取りあえず駅前にある足湯に浸ってみたw

湯の出口近くしか空いてなかったので熱かったw

その後はお土産屋さんを物色するとこんなTシャツを見つけたり。

今回の旅にピッタリだw
同じシリーズとしてはこんなのも。

自分にピッタリだ(ノ∀`)

そして今回の旅で使用するグリーン券を購入。

乗り換えなしで行ける直通列車のグリーン券としては恐らく最長距離になるんじゃないでしょうか。*1
こんな狂気じみたグリーン券を買いつつ、この先の長旅に備えてお昼ご飯でもと思い車内で食べる駅弁を探すもいいものが見つからないのでホームの立ち食いそばで昼飯。

お腹も満たされたところでこれから乗車する黒磯行き1586Eが入線してきました。

早速乗車。ここから5時間近い長旅が始まります。

熱海駅からは先に発車するスーパービュー踊り子号に続いて定刻の11:32に出発。
静岡県の東の端から栃木県のほぼ北端まで走り続けるとか、在来線の長距離列車が無くなっていくこのご時世では珍しいですよね。

列車は順調に走行。しばらくは相模湾に沿って進みます。
根府川駅ではホームから見える風景が最高なのですが、グリーン車の停車位置からの眺めはこうなりましたw

下りホームが海側だから、上り列車からは海は見づらくなるんですけどね。

根府川駅の先も海に沿って進むのでそこそこいい景色は続きます。

上り線側からだとどうしても線路とか電線とか不要な人工構造物が写り込んじゃいますけどね。

列車は順調に走行し熱海から1時間で大船へ。ここで湘南新宿ライン特別快速に抜かれます。

ちょうどいいのでトイレタイム♪
そして12:00には川崎へ。

スタート地点まで戻って来たw
その後も順調に走行し、13:18には東京駅へ。東海道線は終わりここからは東北線になります。

画像がぼけてよくわかんないなw
上野東京ラインを経て、13:25には上野駅を出発。

その後も何も起きず走行し14:44には小山まで来ました。

水戸線の列車が見えた♪
てか気づいたらもう栃木県に入ってるんですよねw
ここまで、静岡県を出発し神奈川県・東京都・埼玉県・茨城県を経由し最後の県である栃木県へ。
栃木県をほぼほぼ縦断するのでゴールはまだまだ先ですが。

列車は14:50には小金井へ。

熱海から15両編成で走って来ましたが、前の5両編成とはここでお別れです。
連結切り離し作業を見て来ました。

その時に駅の案内板を見たけど、黒磯行きと沼津行きが同じホームから出るとかなかなかに狂気ですなw


作業も無事に終わり、小金井駅を定刻通り出発。
そう言えばグリーンアテンダントのお姉ちゃん、小金井で降りちゃった。
まだまだ1時間以上走るのにこの先回ってこないのかい?

列車は定刻通り小金井を出発し、宇都宮には15:16に到着。

ずっと乗ってるだけだけどここまで来ちゃったよw
ここで9分ほど止まるので宇都宮名物を探しに行くも意外とないw
取りあえずコレ買ってゴールまでの旅を続けます。

宇都宮を出るとローカル色が強くなってきますね。でもグリーン車まだ何人か乗ってた。
中でも驚いたのはカップヌードル食べてるおっちゃんw栃木の人は自由だなw
頭上のグリーン券情報のランプ、だったけど。

自分の周りの人も宇都宮を出てもまだ降りないで乗ってた。
二人とも横浜辺りから乗って来た気がするんだけど…長旅ですなぁ。ここまで来たら終点までお付き合い願いたいw

栃木県内に入ると先日の大雪のなごり雪がまだ残っていましたね。
宝積寺駅の跨線橋で遮られた日蔭はまだ白かった。

車窓の風景に東北に近づいている感覚を覚えながらも、列車は順調に北上。
新幹線の接続駅である那須塩原に着くと乗客もだいぶ降りて行きましたね。
ここで戻れば早く帰れそうだったけど、あと一駅だから最後まで乗り通すよねw
と言うわけで列車は定刻の16:18にようやく終点である黒磯駅に到着しました。

熱海から北へ向かう事267.9km。4時間46分に及ぶ長旅はこれにて終了です。
走行距離的にはえらく長いけどあっという間だったなー。

黒磯からは16:38発の通勤快速上野行きに乗って戻ります。

ここまで乗って来た熱海からの列車がそのまま折り返しになるんですね。
出発まで微妙に時間があるので一旦改札を出て駅前を散策。

何もないのはわかっていたけどやっぱり何もないw
駅前のお菓子屋さんで温泉まんじゅう買ってきたくらいだったw

そんなこんなしている間に帰りの電車の時間が近づいてきたので再び駅へ。
売店でこんなのを買って、

再び改札をくぐります。改札口のそばにはこんなのもあった。

鉄ヲタの心をくすぐる展示ですなw
そして通勤快速上野行きで定刻通り黒磯を出発。
すぐにデッドセクションがあるので車内の電灯が消えた。

久々にデッドセクション通過したなー。
そして列車は次の那須塩原駅へ。

このまま通勤快速で戻ってもいいんだけど、早く帰りたいので帰りはココから新幹線へ。
那須塩原からはやまびこ216号に乗って東京へと向かいます。

新幹線の自由席は結構混んでたなー。途中の宇都宮・小山からかなり乗って来てほぼ満席。
この辺からだと別に在来線で行けばいいんじゃね?と熱海から鈍行で来た自分は思いましたがw
新幹線は定刻の18:16に東京駅へ到着。
急ぎ京葉線ホームへと移動し、東京18:30発の特急さざなみ3号で帰ったのでした。

こんな感じで、長くなりましたが思い付きでやってみた乗り鉄の旅のレポートでした。
たまにはこういうのんびりとした旅もいいですね。やっぱり新幹線や飛行機じゃ味気ないし。

*1:乗り換え含めて存在するグリーン券としては沼津〜高萩間の294.5kmが最長だとの事です