○○茶の日記帳~わがまま 気のまま 茶のジョーク~

アイドルとロックバンドのライブをこよなく愛する茶のブログです。ライブやイベントのレポートが主体なのでリアルタイム更新は殆どありませんが、緩くお付き合いいただけると幸いです。

奥羽本線縦断の旅〜横手-福島編〜

前日のJuice=Juiceのライブを終え、秋田県の横手に宿泊し迎えた朝。
この日の予定は夜下北沢で行われるベビレ出演のライブに参戦する事ですが、それまではフリー。
急ぐ旅ではないので、また普通列車を乗り継いでのんびり移動してみる事にしました。

今回選んだルートは東北の山奥を縦断する奥羽本線ルート。
奥羽本線青森駅青森県秋田県山形県を経由し福島県の福島駅までを結ぶ全長484.5kmの鉄道路線
東北地方の山奥を進むのでローカル色が強いのですが、秋田〜大曲間は秋田新幹線、新庄〜福島間は山形新幹線のルートともなっており、通ったことがある人は多いはず。
今回はそんな奥羽本線普通列車だけで」走破してみようと言う旅です。

先の乗り継ぎを考慮し、横手の出発は朝7:12の列車と早い。
無事に起きられたのでホテルをチェックアウトし横手駅へ。

前日食べきれなかった盛岡の福田パンを朝ご飯にしながら列車の到着を待ち、

到着した普通列車新庄行きへと乗り込みます。

通勤通学の時間帯と言う事もあってそこそこ乗っていましたが大混雑と言うほどでも無かったですね。
うちの方もだけど、地方のローカル線はこんなもんでしょう。列車は定刻の8:36に終点の新庄に到着。

ここから次の山形行きに乗り換えるのですが、出発が9:32。

およそ1時間の乗り継ぎ待ちとか(>_<) ここでこんなに待つなら横手の出発をもっと遅くしたいものですが乗り継ぎが悪くてねw
新庄はそばとか鳥もつラーメンとかが有名みたいなのですが、朝からやってる食堂は無いので断念。
駅前にある趣のあるこの食堂は今回も行けなかったな…。

駅周辺の店がどこも開いてないので駅から数分歩いたところにあるファミマで暇つぶし。
ついでに土曜日に予約したアイドルネッサンス出演のイベントのチケットを発券して来ました♪

時間つぶしもそこそこに、列車の出発時間が近づいてきたので新庄駅へ戻ります。
駅前の喫煙所にはこんな張り紙がありました。

新庄市、なかなか面白いなw

さて、ようやく列車の出発時間になったので奥羽本線の旅を続けます。新庄9:32発の山形行きに乗車。

2両編成の列車は通勤通学時間帯が終わった月曜日なのでガラガラだろう?と思って居たら始発から座席が埋まり達が出るレベルの混雑。
見るとほとんどが中学生っぽい。月曜日なのに学校は休みなのか?w体育祭とかで代休なのかな?
列車は時刻通りに新庄を出発。各駅を出発する度に乗ってくる人、人、人。殆どが同じような中学生でしたw
山形新幹線の停車駅・大石田で立ち多数となり、村山からは乗車率100%近い混雑にw
東北地方のローカル線では通勤時間帯でもこんなに混んでるの滅多に見たこと無かったので驚きましたねw
通勤時間帯以外でこんなに列車が混んだのは大曲の花火大会を見に行った時以来だなw
そういうイベントの時ならいざ知らず、ただの平日・それも月曜日にこんなに大混雑するとは思いもしなかったので疲れましたな(ノ∀`)

その先の新幹線の停車駅・天童を過ぎても混雑は解消されなかったので「この子たちどこまで行くのかな?」と思っていたらその次の天童南で大量に降りて行ったw
ざっと200人くらい降りた気がするwいやホントにw
何があるのかな?と思って地図を見たら、どうやら個々の近くに大型のイオンモールがあるみたいですね。みんなここに遊びに行くんだな。
それでもまだ座席が埋まり立ちが出るほどの混雑のまま列車は進んでいき、終点の山形まで混雑したままで到着。

約1時間、足も伸ばせない様な混雑でかなり疲れましたね(>_<) のんびりとしたローカル線の旅じゃねぇってw

さて、気を取り直して奥羽本線の旅を続けます。山形からは11:07発の米沢行きへ乗り換え。

山形新幹線との供用区間でもある新庄〜山形・福島間は奥羽本線山形線と言う愛称が付けられています。
また、新幹線の標準軌に合わせるために線路の幅も在来線の狭軌よりも広くなっています。

(画像はこの先高畠駅で撮影したもの)
このため、この区間を走る普通列車の車両は狭軌の他の在来線部分には入ることが出来ない、と言う、鉄道豆知識でした♪

山形からの普通列車は2両のワンマン列車でしたがさすがに混雑のピークを過ぎているのでのんびりしていましたね。
地元の人とゆっくり移動し約40分。高畠駅に到着しました。

ここで一旦下車してみる事にします。

高畠駅「温泉のある駅」として知っている人の中では有名な駅で、駅舎の中に温泉施設「太陽館」があります。

と言うか温泉施設の建物の一部が駅になってる、みたいな感じですけどw
ここにある宿泊施設「フォルクローロ高畠」に宿泊するとこの太陽館にも入る事が出来ます。
社会人になって初めて母親を連れて家族旅行に来たのがここだったなぁ。
久々に来てみた高畠の太陽館でしたが、いい湯でした♪

そんなに汗をかいたわけでもないけど温泉でリフレッシュしたところで旅の続き。
小腹が空いたので待ち時間におやつを食べながら、次の列車を待ちます。

高畠からは12:52発の米沢行きに乗車。

14分で米沢に到着します。

米沢では4分乗り換えで福島行きに乗りかえ。

列車は向かいのホームに止まっていましたが、昼飯を調達したかったので一旦隣のホームへ。
4分で隣のホームまで往復して弁当を買うのはしんどかったよ(>_<)
でも無事に米沢名物を調達できたので車内で昼飯が食えました♪

駅弁を食べながら移動する米沢〜福島間の普通列車は今回の旅のハイライトでもあります。
奥羽本線はローカル線ながらも各区間1時間に1本、少なくとも2時間に1本は走っているのでそこまで不便ではないのですが、この米沢〜福島間を通しで走る普通列車1日6本
山形新幹線が1時間に1本あるので列車本数自体は多いのですが普通列車は殆ど走っていないんですよね。
特に今回乗った昼の列車の前後は致命的に間隔が空いておりまして…。
今回の旅で乗った13:08発の列車の前が8:08発。その次の列車は17:44発。およそ5時間おきwそんな感じなので、ここを普通列車で通過することがかなり難しいんですよね。
この列車に乗るために横手を出発する時間がかなり早くなったってもんです。

何はともあれ、予定の列車に乗れて一安心。駅弁を食べながらのんびりとした旅は続きます。
列車は順調に走行し、関根駅を出発。

この先大沢駅の辺りからいよいよ板谷峠に入ります。この先は38パーミルの急勾配があり、鉄道にとっては厳しい峠越えとなります。
昔はこの辺の4駅連続でスイッチバックの設備があり、ようやく峠を越えていたそうな。
先頭車両の運転台の後ろで見てみたら確かにいい勾配でしたわ。

そう言えば、峠越えの区間は駅間が長いので車掌さんが検札に来てた。
山形方面からSuicaで来た人も多く苦戦してたな。みんなどこに行くのかと思いきや「峠駅まで」って。
一体ここに何があるんだろう?とか言う疑問を抱きつつも、列車は順調に走行し峠駅に到着。

この駅、来てみたかったんだー(^O^)
本当は降りてみたいんですがここで降りると次の列車は夕方まで止まらないので今回は写真だけ。
いつか機会を作ってこの駅に降りてみたいですね。
峠の力餅売りも来てたけどどうしようか考えている間に列車が発車してしまったw

峠駅を出発すると文字通り峠の頂上は越えて後は福島に向けて下っていきます。
下りの方が急勾配に見えたのは目の錯覚かな?ちゃんと調べてみなかったからわからないけどw
次の板谷駅に到着するとき、運転士さんのブレーキがめっちゃ慎重だった。

見習い運転士が運転していたのもあるのかもしれないけど、こんな下り勾配の駅に止めるのは難しいんだろうなぁ。

板谷駅を出発すると峠越えも終わり徐々に平地になっていきます。
赤岩・庭坂笹木野駅と進むと乗客の数も増え、そこそこの混雑となって列車は定刻の13:54に終点の福島駅に到着。

ここで奥羽本線の旅は終了となります。前日の秋田から、長かった〜!
秋田からここまで、新幹線を使わずに来れるもんですねw時間さえあればこう言うのんびりとした旅もいいもんですね♪

ここからは東北本線の旅へと切り替わります。時間的にはまだ余裕があるのでもう少し頑張ることにします。
福島14:20発の郡山行きに乗り込んで郡山まで。


郡山には15:07に到着。

この先も普通列車の旅を続けたいところですが、この先の予定に間に合わなくなるのでここからは新幹線に乗り込むことにします。
郡山駅15:30発のやまびこ・つばさ144号に乗車。

ここから乗るならやまびこ号の方が圧倒的に空いてるのですが、スマホのバッテリーを回復させておきたかったのでつばさ号を選択。
やまびこ号がE5系だったらよかったんだけどね…。
月曜の中途半端な時間なのになぜか混んでると言うつばさ号に乗ったら…やはり大混雑(>_<)
指定席は満席だし自由席に座れなかった人がデッキにもあふれてた。
ある程度混んでいたのは分かっていたけど、それにしても指定席満席とはね。窓側を押さえて失敗したなぁ(>_<)
疲れていたのか通路側の席で寝ていたおじさんを2度も起こすハメになってしまった。ごめんなさい。
ここまでほぼのんびりとした旅をエンジョイできたのに新幹線に乗ると急にこれだもんなぁ。ドッと疲れたよorz
これだから新幹線は好きじゃないのです…。自分から混むの分かってる山形新幹線を選択しておいて言うのもなんだけどさw

そんなこんなでここまでの旅の疲労がドッと出た山形新幹線は3分ほど遅れて無事に大宮に到着。

同じホームから発車する北陸新幹線が反対側に入ってきちゃってたw

大宮駅からはこんな列車に乗ってみます。

新宿までなら埼京線とか湘南新宿ラインで十分なんだけど、東武特急スペーシアに乗ってみたかったのですよ。
日光まで行く用事もなかなかないもんで、大宮〜新宿間と言う短区間ですが、ちょうどいいタイミングで走っていたんでねw
どんな車両なのかな?とワクワクしながら列車の到着を待っていると、到着したのはこちら。

どっかで見たことある車両じゃないか!と言うかこれ元々成田エクスプレスとして走っていた頃に乗ったことあるしorz
この日はたまたまこの車両が代走だったみたいですね。残念!(>_<)
せっかく東武スペーシア車両に乗れると思っていたのに、なんだか拍子抜け…。これなら埼京線でよかったわw
旅の最後ですっかり意気消沈しながらも、指定席特急なのでのんびり座っていけるのがメリット。これで定刻の17:19には新宿に到着。
これで秋田県の横手から半日かけて移動してきた長い旅は終了。ベビレの出演するライブの行われる下北沢へと向かいます。

道中で乗り継ぎ待ちの休憩があったとはいえ、横手から新宿まで10時間。いや〜長かったw
時間の都合で途中新幹線ワープもあったけど基本的には秋田県から東京までず〜っと在来線で移動してきた事になります。
線路は日本のどこまでもつながってる(もちろん、沖縄や離島は除くw)んだから、やろうと思えば出来るもんですね。
新幹線や飛行機の旅は時間を有効に使えるのでいいけど、たまにはこんなのんびりとした旅もいいもんです。
鉄道の旅においては在来線で移動するのが旅の原点とも言えるでしょうから、これからも時間の許す限りこんなのんびりとした旅をしていきたいと改めて思いました。